怒涛のおねえとのあれこれが一息ついている状態なので,ここらで違う話題.と言っても,育児も多少関係する話.
黒木瞳,綺麗ですよねぇ~.一体何歳なわけ?って突っ込みいれたくなるくらい,かわいらしくて美しい.で,その黒木さん,結婚して出産したしばらくはテレビでお見かけすることも少なかったような気がするけど,昨年くらいから露出が多くなってきましたね.
その彼女を説明するときによぉ~く使われる言葉が「仕事と家庭を両立して・・・」っていうヤツ.
この『仕事と家庭の両立』とは,どういう状態をさすのだろう?
私の友人で,産婦人科の医師をしている女性がいる.産婦人科なので勤務も不規則だし,夜勤も当然ある.旦那さんは,公的機関の研究者.結婚してまもなく単身赴任となり,今もその状態は変わらない.
子どもは二人.保育園と学童保育のお世話になって,現在は二人とも高校生だ.
保育園と学童保育があるといっても,医師の勤務では誰かのサポートは必須で,彼女の場合は実母だった.
夕飯は実家のお母様が作ってくれていて,彼女が帰宅したらお母様は自宅に戻る.まるで通いの家政婦状態.
親戚付き合いは一切しない.旦那様の実家に行くことのは,冠婚葬祭のときだけ.それでも旦那様の実家では,彼女の評価は下がらない.それはおそらく,彼女の医師という職業のためだろう.
そして年末年始には,家族揃って海外旅行.これは毎年の恒例行事だ.お世話になっている実家の両親を訪ねることもないらしい.もちろん連れて行くことも・・・.
これって『仕事と家庭の両立』なのかしら?
一方,子どもが小さい頃は短時間パートで,子どもが大きくなり帰宅時間が遅くなってきたのでフルタイム(非正社員)になった友人もいる.
彼女は,すぐ近くに実家があるが夕食の支度も自分でするし,何かあるときに実家のお母様を頼る程度だ.
これは『仕事と家庭の両立』でしょう?
でも『仕事と家庭の両立』と言うとき,その仕事はきっと正社員で働くことだったり,誰でもができない特別な仕事だったりするんじゃないか.
その仕事が特別であればあるほど,『仕事と家庭の両立』と言うときの家庭への時間配分は軽くてもOKになる.
また,もし夫婦に子どもがいなかったらどうだろう?子どもがいなくても家庭はあるわけで,働きながら家事や親戚付き合いを立派に取り仕切っている女性もたくさんいるけど,その人に『仕事と家庭を両立』させている人って言うのだろうか?
私の実母は,パートタイムで仕事をしていた.父と私たち二人の子どもと自分の弁当を毎朝作り,家族を送り出した後自転車で出勤.そして誰よりも早く帰宅し,家事を行っていた.でもうちの母のことを『仕事と家庭を両立』させている人とは,誰も言わなかったような気がする.
振り返って私のこと.
フルタイム勤務だけど,非正社員だ.収入はかなり少ない.仕事も特別じゃない.と言うことは,一般的には『仕事と家庭を両立』させているとは言えないんじゃないだろうか.また,自分も実は,そんな風に思っていない.
大体,この言葉の定義自体にはっきりした取り決めがない.仕事だったら何時間勤務で・・・とか,家事はどの程度自分でやったら・・・とか.
だからテレビで,いとも簡単に『仕事と家庭を両立』させている人という紹介フレーズを乱発されると,かるぅ~い違和感を感じてしまう私なのです.
つまりは,バランスなのかなぁ?職種・雇用形態・勤務時間・収入・家事労働に費やす時間・子どもの数・・・・,それらのバランスで感覚的に量るしかないのかな?
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