高齢者のことばかり言うなよ
本当に来年4月に消費税率はあがるのか?ということについて、ニュースで頻繁に報道されている。
それを受けて、いわゆるワイドショー的な番組で、『消費税率もあがるし病院の診療費が自己負担2割にあがる。そしたら高齢者が困る。』という図式でいろんな人がでてきて、高齢者の味方発言を繰り返す。街頭インタビューでも、高齢者を捕まえて「困ります。たいへんです。病院にもいけない」と発言させる(いや、強制はしてないだろうけどそういう返事になりそうな質問の仕方なんだよな)。
そりゃそうだけど。わかるけど。
わたしはひねくれ者だから、高齢者のことばかり言うなよ。。。と思ってしまう。
税金をたっぷり払い、社会保険料もこってり搾り取られている現役世代は、病院行ったら3割負担だ。2割なら、払ってくれてもいいんじゃないのかと思ってしまう。
消費税が上がった分は、年金に使われるというのだし、その年金をもらうのは高齢者なのだし、高齢者ばかり文句言うなと思ってしまう。
税金や社会保険料を今払っている若い人たちが高齢者になったときには、おそらくあなたたちよりずっと少ない年金なのだから。
子供を産める世代の中には、収入の問題で結婚や出産に踏み切れない人たちも確実にいて、それは増えているというじゃないか。
彼らが次の世代を生み育ててくれなければ、持続可能な社会は作られない。
若い人たちがちゃんと職を得て、裕福じゃなくてもそこそこ生活できる環境がなくては、ジリ貧だ。
高齢者の味方的発言をしておけば、視聴者にうけると思っているのなら大間違い。
同じような発言ばかりのコメンテーターには飽き飽きする。
「今は高齢者より、若年層を大事にすべきでしょう」などと言うコメンテーターは、出てこないのかなぁ。
| 固定リンク
| コメント (6)
| トラックバック (0)
最近のコメント