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2013.09.20

治したいのか、切りたいのか

先日、オットが腹痛で緊急外来を受診した。CT検査を行ったが、はっきりとした原因は特定できず帰された。

帰宅後、病院から電話があり、CT検査の所見である疑いがあるので、明日来て欲しいとのこと。

翌日、オットは会社を休み病院へ。たまたま休みだったわたしが車で送っていった。オットを病院へ送り届け、家に戻ってマッタリしていたらオットから電話。

「家族の立会いが必要なんだって。今から来れる?」

「え~!?ノーメイクなんだけど、急ぐ?」

「いいよ、そのままで。すぐに来て」

仕方なくスッピンのおばちゃん顔のままで、病院へ。

それから1時間以上待たされ、昨日の結果の概要を聞き、再度検査を行うと言われ、オットは検査へ。わたしはおばちゃん顔のまま、待機。

すべての検査が終わり、再度医師の前に座る。

現状を説明され、緊急手術を提案される。

予想もしない展開に驚くわたしたち。しかし医師は、そんなことにはおかまいなしで、最悪の事態を想定した話を繰り広げる。

当の本人は、検査中に腹痛が治まり、緊急性を感じていない。しかも、今週来週と自分の予定に合わせてもらった会議が目白押しになっているらしく、オットとしては手術を1~2週間程度遅らせたい意向だ。

考え込むオット。

それまで黙って話を聞いていたわたしは、おそるおそる「1週間後に手術ではまずいのでしょうか」と聞いてみた。

すると医師はわたしを睨み付け「は?今日できないなら1ヵ月後です。その間に何が起きても知りませんよ」と語気荒く言う。

ちょっと待てよ、あんた。オットがなぜ今日の手術をためらっているか、わかるでしょう?仕事が立て込んでいると言ったし、何度も手帳を見て困っているし、状況はわかるでしょう?オットは、リタイヤしたおじいちゃんじゃないだから。働き盛りの50代の男性なんだから。

『仕事が忙しいのはわかるけど、今手術しておいたほうが回復も早いし、万一手術を待っている間に再度腹痛が起きたら、もっとたいへんな手術が必要になって、入院期間が長くなるかもしれませんよ。。。』くらいのこと、言えんのかね?

ついにオットが、「じゃぁ今日やりますか」と言ったとたん、医師の顔がほころぶ。

え?なに?今、笑うとこ?・・・わたしは目を疑った。

あなたは、治したいんですか?それとも切りたいんですか?

 

緊急手術は無事終了し、医師が散々言っていた最悪の事態もなく、まずはひと安心だ。

でもわたしなら、手術はしない。手術なんかするもんか、と思った出来事だった。

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コメント

ある種の人たちは自分の思い通りに他人が動くことを前提としていて、それから外れるとパニックになったり、腹を立てたりしますよね。医者とか弁護士とか、先生と呼ばれる人種が特にそうなりやすいです。でもね、いくら腹立たしくても、自分の体の方が大事ですから、必要な場合は、手術は受けて下さいね。

以前、大きな手術をした際、医者を質問攻めにして、あんた嫌われるよと言われたことがあります。はっきりと謝礼も要求されましたが、めげずに私自身に関わることなのでと質問を続け、謝礼も渡しませんでしたが、しっかりと素晴らしい手術をしてくれましたよ。プロですものw。

投稿: さなえ | 2013.09.20 18:32


ととさん、お医者さんが、↑ と対応してくださる方だったら、よかったね。

でも、手術上手く行って、ほっ、でしょう。ご主人今入院中ですか。お大事に。

夫が「一病息災」ってよく口にします。弱いところがあると、無茶せず健康に気をつけるからかえってよいのだと。順調にお元気になるといいですね。

投稿: 街中の案山子 | 2013.09.21 08:17

去年の夏、ダンナが腰の手術時に一緒に説明を受けながら感じたことは、非常に丁寧な(過ぎるがつくほど)説明とリスクの強調でした。
今は医療関係でも何かと訴訟の多い時代、今回の先生もそっちの方に頭がいっていたのかも。
しかし、顔をほころばせるっていうのもねえ、どうかと。
ともあれ手術が無事終了してよかったです。
何かと気遣わなければならないことも多いと思いますが、早くお元気になられますように。

投稿: りんふう | 2013.09.21 11:47

さなえさん

やっぱりさなえさんは、さすがですね~。
わたしならその後の関係を気にして、言えなくなっちゃうかも。

今回の緊急手術を受けるまでのやり取りで、医師同士の微妙な力関係を覗いた気がします。やはり、医師の世界では外科が最上位なんでしょうね~。そんな感じがヒシヒシと伝わってきました。

投稿: とと(>さなえさん) | 2013.09.22 00:04

街中の案山子さん

痛がりで怖がりのオットですが、今のところ看護婦さんたちを困らせることもなく、おとなしく入院生活を送っています。
そろそろ退院時期の話も出てきたりして、ちょっと安心です。
ま~、持病を持っている身なので、今後もいろいろあるんでしょうね。目の前のひとつひとつを片付けていくしかないです。

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2013.09.22 00:07

りんふうさん

>去年の夏、ダンナが腰の手術時に一緒に説明を受けながら感じたことは、非常に丁寧な(過ぎるがつくほど)説明とリスクの強調でした。

わぁ~、同感です!
手術にまつわるリスクを聞いているうちに、わたしは絶対手術しないと思いました。
そんなに危険なら、手術なんてしないでよ!と、途中で何回も言いたくなりました。外科医の技術もまちまちだろうし、体にメスを入れないことのほうがいいんじゃない?と思っちゃったんですよね。

今度から『死ぬ日まで手術を受けませんように』と、初詣のときにお願いすることにしよう。

投稿: とと(>りんふうさん) | 2013.09.22 00:12

左側のコメント「腸の壊死もなく」を見て、そりゃ、緊急手術が必要だし、危険も山ほど念押しすると思いました。腸に穴が開きかけたことがありますが、穴が開いたら死亡率50%、それが壊死でしょ、危なかったですね。医師も危険だけどやらねばならないと切迫していたのでしょう。切るとの決断でああ良かったと笑みもこぼれますよ。

最近は、医療訴訟が多いので、しかも手術しなければ危ないと分かっていてもまず説得しなくてはならず、なかなか大変な商売です。

壊死してなくて、緊急手術を受けて、本当に良かったですね。知人は1日で壊死が進み、両手、両足、顔の一部を切断、1年入院、リハビリ病院1年を経てようやく自宅に戻りました。

投稿: さなえ | 2013.09.22 06:57

まぁ、お医者さんは最悪の話しかしないから。
と、フィルタかけて聞くことにしています・・・。

切りたかったのかどうか、は判断しかねますが、
「思った通り」
のことが出来ないと混乱するのは、他の方も言ってますが
「先生」
特有の病なんでしょうねぇ・・・。

投稿: さじった | 2013.09.22 16:39

さなえさん

へぇ~、そうなんですか。
でもあまりにもオットの様子は普通で、本人もこの程度の痛みなら、もう一回来ても我慢できるなんて言ってましたから、こちらは切迫感はなかったですね。
医師のほうも、命にかかわるなどとは一言もなく、ただ、腸に穴が開いておなかの中が汚染されると、腹膜透析の管を抜くことになりますとの一点張りでした。

いえ、そんなことよりも、手術を延ばしたい理由に一瞬でもいいから耳を傾けて欲しかったです。俺様が今すぐ切ってやると言っているのに、なぜきらないのだ。。。みたいな言い方がわたしには無理でした。説得のするには、まず相手の言うことに耳を傾ける必要があるはずで、医師だから一方的に言えばいいってもんじゃないだろうに。。。と思いました。

投稿: とと(>さなえさん) | 2013.09.23 23:19

さじったさん

手術なんて経験がないので、そういう話聞くのっていやですね。
自分のことだったら絶対パニックだなぁ~。
手術なんて、絶対受けたくないなぁ~。

投稿: とと(>さじったさん) | 2013.09.23 23:39

たびたびごめんなさい。

国内外で手術3回受けたプロの患者wですからお気持ちはよく分かります。無礼な医者も多いですからねえ。特に日本の医者は親の躾が悪いんでしょう、威張った出来の悪いのがいますし、総じてコミュニケーション能力に欠けていますから。

腸は痛みはあまり感じないのです。穴が開きかけたときも重い感じと下血だけ。憩室炎を頻繁に繰り返していますが、痛みは我慢できないほどではなく熱も高熱ではないです。つまり、痛みは深刻さのバロメーターではないのです。

軽い病気ならどうでも良いのですが、問題は、そいつが腕がよいか、その1点です。医者は結局腕が良ければすべて許されると歳のせいか最近は寛容ですw。海外(自分の見聞きしたカナダと米国の範囲ですが)では愛想が良くて親切な医者がほとんどなんですけどね。

医者のために診察を受けるのではないですから、どうかご自分を大切に。ブログを楽しみにしていますので長生きして!

投稿: さなえ | 2013.09.24 06:44

お客を待たせてすみませんの一言もなくてすむのは、医者ぐらい。
このお医者様の心うちはたぶん(個人的な予想)「おれさまがこの病院で一番上手い外科医なんだぞ。たまたま今日なら空いているといってやってるのに、おくらせたいだと?どんな仕事をしているかしらんが、医者より偉い仕事はないぞ。そんなおれさまの空き時間が今日だっていってるんだ。次は空いてるのは1か月後だ。それまで人気で予定が埋まってるんだ。もし、ほかのドヘタクソな医者が切ってもいいなら、勝手にそっちにしろ。おれさまに切って欲しいなら今しかないんだぞ。しらねーぞ」って感じ??(いや、勝手な個人的な予想)。
ま、でも、本当にそうで、ドヘタクソな人気のない外科医に切ってもらうぐらいなら、やらないほうがマシな手術もあるぐらいなので、こればかりはしょうがないです。
外科医の先生は、たしかに何時間も立ちっぱなしでトイレにもいけないような手術を執刀する方もいらっしゃるし、技術も体力も必要なので、大変なお仕事であることも事実です。
あと、医療訴訟が多くなっているのも事実でして、やはり事前にいろいろと念押ししないといけないこともあってね。
とにもかくにも、ご主人、無事に手術が終わったことはよかったし、本当にたまたま発見されてよかったのかもしれません。見過ごされていたら、大変なことになっていたのかも。
どうか、お大事に。また看病するととさんも、お体を大事に。。。

投稿: ちゃい | 2013.09.24 19:44

ちゃいさんのコメント、うっふふ。
(個人的な予想)って、ちゃいさんがもしお医者さんなら、そういうタイプになりそうってことかしら。ゴメン。
私、1昨年、職場の近くの総合病院の整形外科にかかりました。受付もIT化されていて、カードを差し込む仕組みでした。午前中に行ったのに、診察の順番が回ってきたのは1時半ぐらいでした。仕事を抜けて来ているし、じれったくて、イライラしていました。
30代のお医者さんは、パソコン画面を見て、随分長くお待ちになりましたね、と(カードを差し込んだ時間が表示されているらしい)。そのとき思いました。このお医者さんも朝から昼食もとらずに、多分外来診察日はいつもこんなで、自分はさておき、患者に気遣いしてするんだ!プロだもんね~、と思ったものでした。
今、通院している整形外科は60代後半のかたですが、「ガーデニングは膝によくはないけれど、やりたいことだったら、やめろとはいえない」と、波長があっています。
お医者さんは、相性ってあるのでしょうね。
日本の医療の仕組みってスゴイ!我が家はそのおかげで、何度も助けられたという体験をしました。
ととさんのご主人の順調な回復を祈ります。

投稿: 街中の案山子 | 2013.09.26 10:33

「おまたせして、すみません」の一言を言わなくて済む職業になってみたいものです。
街中の案山子さんのおっしゃるとおり、私の個人的な心の願望が、上記の個人的予想だったりしてね。
前にも、ここに書いたかも??
以前、私が転職して入った薬局の薬局長と、となりの医者にあいさつに行った時に、
「優秀なお方が入ってくれました」と薬局長が単なる言葉のアヤで私を紹介した後日、「医者以外に優秀な職業なんてない!!薬剤師ごときで優秀な人材とは何事!!」と恫喝されたことがありました。まあ、私が不出来だったから、怒られたのかもしれませんが。。。(だから、「不出来な社員が入社しました」って正直に言えばよかったのか??と皆で話題になった)。
ただ、私も個人的にかかるお医者様では、みなさま、すごくいい人ばかりで、「お昼ご飯も食べられずに大丈夫かな?」とこちらも心配になるような方もいらっしゃいますね。先日も小児科でとても助かった経験をして、「私もこうありたい」とおもいましたもん。
ただ、悲しいかな、技術や権力を持つ人は、医者に限らず、どうしても、意固地で堅物っておおいのかもしれませんね。

投稿: ちゃい | 2013.09.26 22:32

さなえさん

お返事が遅くなりごめんなさい。

腕のいい医者かどうか見分けるのって難しいですよね。特に今回は緊急手術で、セカンドオピニオンとか受けられなかったし。

オットは今回の手術が3回目です。今回の手術は前回と違い、切ったところが非常に丁寧に縫い合わせてあったそうです。前回の手術を行ったのは心臓血管外科で、ホッチキスみたいなのでバンバンって適当にふさいだらしく、術後もなかなかすっきりしなかったようで、ソレに比べるとやはり外科はこういうことには慣れているのかな?と思いました(笑)。

なにはともあれ、今は腹膜透析も復活して、少しずつオットの生活も元に戻りつつあります。

またさなえさんのプロ患者のご意見、聞かせてくださいね!

投稿: とと(>さなえさん) | 2013.10.08 23:42

ちゃいさん

わたしもちゃいさんと同じように感じましたよ(笑)。

でも一番驚いたのは、手術の前の日に救急で行ったときに診てくれた医師。オットが、「このような腹痛は3回目で、1回目は主治医が診察して経過観察になり、2回目は痛みが一日で治まったので病院には来ず、今回はなかなか痛みが取れないので救急で来ました」と言ったら、その医師は「あなた、2回目は来なくて、なんで3回目は来たの?」と言ったそうです。信じられないでしょう?
で、帰りに痛み止めとしてボルタレンをもらったそうなんですが、看護師が追いかけてきて「あなたは腎臓が悪いので、あまり飲まないほうがいいですよ」・・・ですって。飲まないでくれって言われたのは初めてだと、オットは言ってました(笑)。

もうひとつ、今回医者のヒエラルキーが垣間見えたような・・・。オットの主治医は執刀する外科医より明らかに年上で、確かその診療科の部長なんですが、その外科医にめっちゃ気を使うんですよ。やっぱ医師の世界では、外科医が上なんでしょうなぁ~。官僚の世界では財務省が上みたいに。考えすぎ?(笑)

投稿: とと(>ちゃいさん) | 2013.10.08 23:54

街中の案山子さん

子供が小さいときにかかっていた小児科の先生(女医さん)は、すてきでした。
夕方、子供のアレルギー症状で診てもらい家に帰ったのですが、その夜になってまた体調が悪くなって、もう10時を過ぎていたのですが、もう一度診てほしいとその先生のところに電話しました。先生は「わたしができることは全部しました。今から紹介状を書くから30分後に取りに来なさい。それを持って緊急の総合病院に行きなさい。何も持たずに行くとインターンが診るだけだから、紹介状を持って行きなさい」と言ってくれました。
翌日、ピオーネとお礼状を持って伺ったら、封筒を見て「これは何?お手紙だけならいただきます。ピオーネはお子さんに食べさせてあげなさい」といわれました。なんかかっこよかったです。
普段は愛想のない先生なんですけど、仕事に自信と責任を持ってる方だなぁと感じましたね。

オットはだんだんと元の生活に戻りつつあります。
でも、今まで以上にわがままにもなっているような。。。わたしがいないと、ろくに食事もしないのでちょっと困りものです(汗)。

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2013.10.09 00:05

ご主人、回復されたようでなによりです。ととさんも、おつかれさま。
ヒエラルキーはどこの世界でもありますよ。まあ、多くの医学部の学長は、外科医か、論文で通っている内科医のどちらかが多くて。。。間違っても、皮膚科、眼科などはありませんしね。分野による文献のインパクトファクターも全然違いますから。
それだけ、外科医の先生は背負っているものも違うし、発見に関してもプロだったり、何時間もたちっぱなしの手術とかやっちゃうわけで。以前ドラマで、相葉君がカリスマ外科医役だったけど、ああいう人もいるんだろうと思います(相葉君が役にあっていたかどうかは別として)。
そして、我が家のヒエラルキーの頂点はわ・た・し・ど・す。
いつか、私も、ピオーネをつっかえすような、素敵な有難がられる人材になりたいものです。ウハウハいいながら、ビンボー根性丸出しで、喜んでもらっている場合ではないか。

投稿: ちゃい | 2013.10.12 10:46

ちゃいさん

さすがですな~。ちゃいさんがトップなんですねhappy01
超うらやましい!

医師のドラマと言えば、今日からドクターX始まりましたね。わたしは米倉涼子さんのあのスタイルが好きで、「わたし失敗しないので」という台詞も好きなので、つい見ちゃいました。
実に漫画的だけど、美しい人は見ているだけでいいですね~。わたしも次に生まれ変わるときは、めちゃくちゃな美女になりたいです(爆)。

投稿: とと(>ちゃいさん) | 2013.10.17 23:56

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