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2013.05.22

半身浴読書~201~

516stp4hbgl__sx230_『柔らかな頬』 / 桐野夏生、読了。

W不倫に陥った男女の話。二つの家族は、家族同士顔見知りで、男が購入した別荘に出かける。その別荘の中で、男女は逢引を重ねる。そして、女の子供が行方不明になることで、二人の関係は終わりを告げる。

そして女は、死期の迫る刑事とともに、子供を捜し続ける。

そもそも、W不倫カップルが互いの家族を連れて旅行でかけ、そこで逢引を重ねるなど、とんでもないしあり得ないシュチュエーション。こんなこと、現実に起こりえるのか?

W不倫は、余裕ある大人の部活動みたいなもので、本来の目的・・・部活動に対して言うなら、学業だな・・・をおろそかにして、成り立つものではない。それを忘れた時点で、破滅は目に見えている。

子供を失った女は、いつまでも子供を捜し続けるのだが、なぜか死にかけの刑事がその手伝いをしたいと申し出る。そして二人は、一緒に捜索するのだが、なぜこの刑事がストーリー上で必要だったのか、わたしにはよくわからない。

桐野さんは、好きな作家だけど、この話はどうだろう?主人公のカスミという女ことが、どうしても好きになれなかった。

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コメント

なんか読む本が似てますねえ。僕が読んだのはかなり前ですが、僕はこれ大好きです。不倫でどうのこうのってのはあんまり関係ないかと思うんですよね。
後半の子供がいなくなってからがほんとのお話というか。
ととさんは真面目だからどうしてもそこに関心がいってしまうのでしょうね。
僕もカスミって人は頭はよくないとは思いますけど、桐野さんはバカな女だよなって考えながら書いてたのじゃないかなんて妄想してしまいました。

投稿: cova | 2013.05.27 11:42

covaemonさん

covaさんは、この作品好きなんですか。
ふむふむ。

不倫の話に関心が向くというわけではないんですけど、その後の話があまりにもてんこ盛りすぎて、わたしには焦点を絞ることができないんですよ。

不倫相手の現在の境遇や、家出した後の実家のことや、死にかけの刑事のことなど、どれも、それだけで大作ができそうな内容だし、ときどき挟まる夢の内容で行方不明になった子供のことを暗示しているのでしょうが、それもなんかこうストーリーをさえぎる感じがして、気持ちがなかなか乗っていかなかったです。

ま、一番読みにくかった原因は、何一つカスミに共感できなかったことだと思いますけど。

『魂萌え』の主人公のおばさんには、かなり共感したんですけどね~(笑)。

投稿: とと(>covaemonさん) | 2013.05.28 00:26

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