半身浴読書~190~
コメント交流のある街中の案山子さんのブログで紹介されていたので、読んでみた。長いこと表千家のお稽古もしていたし。
読み終わってまず、『利休ってこんなに嫌な奴だったん?』と思った。
美への強い思いや信念、また類稀な審美眼は特別で、天才と言えるのだろうが、そんなことより人として男として、どうなんか?と思った。
特に、隣国の美しい高貴な女性に毒を飲ませるあたり・・・。
なんと自分勝手で高慢ちきな、と思う。
そのまま金で買われて他の男に抱かれることに、自分が我慢ならないと思っただけで、女性の気持ちより自分の気持ちを優先したにすぎない。
ただ、誰にもまねできない特別な才能を持ち、関白のブレーンまで努めるような人物は、単純に『いい人』ではいられないものなのかも。
この本は、時間を遡りながら利休という人物を紐解いているのだが、わたしには読みづらかった。流れるように読んでいけなくて。力不足を痛感。
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コメント
力不足を痛感。
↑
そうではなくて、相性の問題ですよ、多分。
隣国の美しい高貴な女性に毒を飲ませるあたり・・・
↑
作者の拵えもの、と思いながら読みました。
どうでしょうか。
投稿: 街中の案山子 | 2013.01.04 12:47
街中の案山子さん
そうですね、まぁフィクションなんでしょうけど。。。
もうちょっといい人なフィクションにすれば良かったのに。いい人でなくても、もうちょっと・・・。
信長に女を抱かせるシュチュエーションとか、も~サイテーと思ってしまいました。
投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2013.01.07 23:21
ととさん、お久しぶりです。しっかりご無沙汰してしまいました。serena を続けられなくなってから verdavojeto になりましたが。。。
利休については全く何も知らないので興味が湧きました。そんな嫌な奴なんですか。その本読んでみたい気もするし、不愉快になって止めちゃうかもと言う気もするし、です。
案山子さんは読書家で、選択する本も読み甲斐のあるような本ばかりだから、彼女の選ぶ物はそれなりに重要なんだと思っていますから、この本もそういう値打ちの有る物なんでしょうけど。
投稿: verdavojeto | 2017.03.11 22:46