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2012.10.31

半身浴読書~188~

51nqzy3whbl__sx230_『家守気綺譚』 / 梨木香歩、読了。

いろんな人の感想に「手元に置いておきたい」とか「再読したい」とかあって、いったいどんな本だろうと思っていたが、読み終えた今、「手元に置いておきたい」と思う。静かなんだけど強烈な内容で、あり得ない話なのに目に浮かぶようで、味わいある作品だと思った。

時代は大正かな?精霊や言伝えが生きていた時代だと思う。

亡くなった友人の家を預かることになった主人公が、その家で経験する不思議な出来事。掛け軸からその友人が出てきても、大して驚いた風でもない主人公は、いいなぁ~と思った。

その意味で隣に住むおかみさんは、もっといい。どんな不可思議なことを話しても、驚かないばかりか不思議ですらないというスタンス。実にいい。

この本の装丁も素敵。内容に合っていると思った。

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コメント

ととさんのブログで初めてこの作者を知り、早速よみました。
時代は今から100年前。多分、電灯がやっと生活の中に入ってきたといったところでしょうか。物の怪がふつうの生活の隣あたりに在る世界に、すうっと引き込まれていきます。綿貫征四郎は新米知識人とありますが、パソコンも携帯もテレビもラジオもレコードも知らなかったけれど、大学を卒業して定職についているわけではなくても、征四郎の感性は知識人ですね。
ゴロー(犬)が食べさせてくれるやも知れぬ、ってくだりおかしいけれど、本当に、犬が縁でお隣さんが食べるものをもってやってくるようになるのだから、展開が柔らかで暖かい!
サルスベリに懸想されるなんて!うっふふ。

投稿: 街中の案山子 | 2012.11.06 07:55

街中の案山子さん

ね、なんかいいでしょhappy01

面白い本って、早く読みたいって思うのが普通だと思っていたけど、この本はゆっくり味わいながら読みたいな~って思う本でした。

サルスベリに懸想されるなんて・・・ねhappy01

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2012.11.07 23:52

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