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2012.06.09

半身浴読書~180~

41z3trhg1fl__sl500_aa300_『甲子園が割れた日~松井秀喜5連続敬遠の真実』 / 中村計、読了。

会社のある先輩が松井選手の大ファンで、なんで好きなんですか?と聞いたら、

こいつはすごいやつなんじゃ。甲子園で5打席連続で敬遠されても、怒ったりふてくされたりすることなく、淡々とプレーをして、そのあとも文句ひとつ言わんかったんで。

と教えてくれた。

それでなんとなく興味を持って読んでみたくなったノンフィクションだ。

本書は、松井秀喜のことよりも、明徳と星陵という2つの甲子園常連校の話であり、その両チームの監督、選手たちの話だ。

あまり野球を知らない私は、読んで初めて、実は敬遠された松井より、その次のバッターの方が、強く影響を受けていたことを知った。

またその頃の世論の動きや、野球に対する各人の思いなど、たいへん新鮮に読むことができた。

そして結局は・・・だ。

野球と高校野球は別物だという結論にたどり着く。純然たるスポーツではなく、スポーツを通しての教育をテーマにする高校野球。敬遠を勝利への手段とみるのか、それとも教育上よくない敵前逃亡とみるのか。こういう二者択一があること自体、野球と高校野球は似て非なるものだということを示している。

そういえば、ドーハの悲劇。あのときも、終了のホイッスルが鳴るまで、自陣で適当にパスを回しておけばよかったのに、最後までゴールを狙うのが美徳かのように言われてよな~。日本人って、そういうのが好きなんだろうなぁ。

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