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2012.02.11

半身浴読書~170~

51cd8yfztl__sl500_aa300_ 『東京公園』 / 小路幸也、読了。

う~む、これは・・・ちょっとわたしには合わないと感じた。

    

カメラマン志望の男子大学生・圭司が、ひょんなことから美しい人妻を尾行し、写真を撮るようになる。それは、その夫が自分の妻を疑って圭司に依頼したからなのであるが、写真を取りながら圭司は、その人妻に恋心を抱くようになる。

と、ここまで書くと、なんとなく色っぽい劇的な展開を予想するし期待もしてしまうのだが、期待通りの色気ある展開とはならず、いい人ばかりが登場して四方八方丸く収まる展開だ。

登場人物はいい人ばかりで、会話もきれいにまとまってて、すらすらと読める本だけど、なんていうのかなぁ~、世俗にまみれた腹黒い私には、現実感のない空想の物語にしか思えなかった。いや、現実感がないというより、上っ面な感じ・・・かな?

人は誰でも汚い感情を持っているし、エゴだってある。そういう感情があるから、人間関係は複雑だけど面白いともいえる。

でもこの作品には、エゴイストはひとりもおらず、いつも誰かが誰かのことを思って行動する人間ばかりだ。それがあまりにもわたしにとっては非現実的で、ストーリーにも物足りなさを感じさせる要因じゃないかと思う。

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