« 女性活用プロジェクト始動? | トップページ | 受けたほうがいいのか? »

2011.01.17

半身浴読書~144~

51y1m4jrkhl__sl500_aa300__251prssznjql__sl500_aa300_   『晴子情歌』 / 髙村薫、読了。

髙村薫は大好きだけど・・・これは、どうもわたしには手に負えなかった。やっぱり、読解力がないんだなぁ~。

具体的な事件や事象についてのストーリーではなく、いや、そういうこともあるにはあるんだけど、起こる事象そのものについてではなく、それを受けて感じる感情や思考をたくさんの言葉で表現している話。

抽象的な言葉が、いくつもいくつも連なって繰り返されて、ようやくほんの少しこんな感じかなぁ~と思うもどかしさ。なかなか読めなかった。

ストーリーは、福澤晴子がインド洋にいる息子に宛てて書く手紙により展開していく。手紙は、晴子の母がまだ父と知り合う前の頃から始まり、母の死によって大きく変わる父や自分たちの生活のこと、好きだった人のことや自分自身の結婚のこと、夫のことやその夫の死。手紙は、晴子の半生記だ。

それを読む息子・彰之は、大学出の漁船員だ。晴子からの手紙を暗記するほどに読み、昔のことを思い出しながら多くのことを考える。昔、自分か捨てた女のことや、好きだった従兄のこと。

そして、戦争や戦後の労働運動の話が濃厚に書かれていて、時代が生き方に与える影響ということにも考えが及ぶ。

次作は、『新リア王』だ。ブックレビューを読むと、『晴子情歌』より読みにくそうだ。困った。これを読まないと、その次の『太陽を曳く馬』につながらないのに。『太陽を曳く馬』には、わたしの大好きな合田刑事が出てくるのに。どうしようかなぁ?

|

« 女性活用プロジェクト始動? | トップページ | 受けたほうがいいのか? »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

読みました。ワタシ、高村薫で読んだのコレだけ。
結構面白く読んで、読書会の課題図書にワタシが提案して読んだものだから、家系図みたいなものを手控えで拵えて説明したのを覚えています。
その続編が「新リア王」といわれて、その頃日経新聞に連載されていたのですが、これは読んでいません。
日経の小説としては、渡辺淳一のような柔らかいのが好まれるそうで、途中で連載ストップになったのですよ。
結構、ととさんと本の好みが裏腹なんですよね。
でも、土曜日に読んだ奥田英朗の「家日和」は快適にさくさくと読めました。こっちは似ているかな。湯たんぽのような味わいの短編集でした。

投稿: 街中の案山子 | 2011.01.18 07:32

街中の案山子さん

>結構、ととさんと本の好みが裏腹なんですよね

そうですね~、読書傾向が違うみたいですね。
わたしはきっと、深く読む力がないのです。抽象的な言葉の羅列に辛抱できなくて、頭の中に入ってこなくて、内容について理解しようとしなくなっちゃう。

この本はつまらないとは思わないのだけれど、読むのは辛かったです。

>湯たんぽのような味わいの短編集でした。

困ったことに、わたしは短編より長編が好きですなんです…coldsweats01 いえね、嫌いってわけじゃないんですけど、短編は、これから!ってときに物語が終わってしまうのが、どうも…coldsweats01

次はどんな本を読みましょうかね(*^_^*)

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2011.01.19 23:11

そっかなー?
「抽象的な言葉の羅列に辛抱できなくて、頭の中に入ってこなくて」
   ↑
私もこのタイプではあります。ヨ。
私は長編推理ものって不得意。殺人事件が怖い、という単純な動機から。でも心臓に毛が生えて、昨今はテレビドラマ「相棒」の杉下右京の推理を楽しんでいます。飛躍がありすぎてイマイチの脚本もありますが。

投稿: 街中の案山子 | 2011.01.20 07:35

長編…で、思い出して、もう一つコメント追加。
今は、通勤鞄の中に、パールバックの「大地」を持ち歩いています。文庫本にして4冊の長編です。私にしては珍しく2回読了済のものです。思うところがあって、今回は4冊目だけを読んでいます。
中国の超貧しい農民から、財を成した一族になっていく人間模様、豊かな中に生まれ、教養からくるやさしさや感受性も備えた孫たちが出くわす混乱期の中国(西洋人によって上海が繁栄した頃)が書かれています。
…中国の今昔に興味ないと、読む気にならない?かな。私にとっては、すごいな、と思う本です。因みにパールバックは宣教師の娘として中国にわたった人だそうで、ノーベル文学賞貰っているそうです。
でも、考えてみると、この本より、ととさんは、ジャン・グリシャムが書く本が好きタイプかもね。

投稿: 街中の案山子 | 2011.01.20 07:56

街中の案山子さん

ほんと、ごめんなさい。
わたし、外国の作品が苦手なのcoldsweats02
カタカナ名が覚えられなくて、登場人物が特定できなくなってしまう・・・(どんだけアホやねん!)


でも、街中の案山子さんが持ち歩いて読むくらいの作品ですもの、いつか読んでみなくっちゃ。

さて、今わたしは、中学生のときに読んでたいそう感激した作品を再読しています。読了したら、また報告させてくださいね。

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2011.01.22 00:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65923/50615536

この記事へのトラックバック一覧です: 半身浴読書~144~:

« 女性活用プロジェクト始動? | トップページ | 受けたほうがいいのか? »