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2010.01.19

半身浴読書~129~

16766319夏草の賦 / 司馬遼太郎』,読了.

akkoの友達の歴女(中学3年生)に薦められて読んだ一冊.

面白いなぁ~.やっぱ,司馬遼太郎ってすごいよ.

昨年の大河ドラマ『天地人』は,あまりにも主人公万歳なお話で,辟易してしまったのだが,司馬遼太郎の描く主人公は,人間臭くてとても面白い.

この話は,長曽我部元親が自身の力で四国を切り取るも,時代の趨勢の中で最終的には土佐一国の領主となり,その後,九州攻めの戦で嫡男を失い,失意の中で最期を迎える話だ.

物語の始まりは,遠く離れた岐阜の菜々という美貌の,そしてちょっとおっちょこちょいの娘を望むところから始まる.

この菜々が,とても面白く書かれていて,あっという間に引き込まれてしまった.そして,長曽我部元親という人物の面白さ.歴史の苦手なわたしにも,楽しく読めた一冊だ.

それにしても,人って目的を失うと弱いものだな.

人間の幸せって,地位でも名誉でももちろんお金でもなく,自分の目標に向かっていくときのその工程そのものなんじゃないか.目標に到達するために考えて計画して実行して努力する行為そのものが,とても幸福なことなんじゃないかと思う.

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

「目標に到達するために考えて計画して実行して努力する行為そのものが,とても幸福なこと」
これ、100%同感です。
お金で買える幸せもあるよ、たとえば病気の時の薬代や手術費用等々、と言うけれど、基本的には幸せとはととさんのおっしゃるとおりと常々感じています。
目的を失いかけた私は喘ぎつつ幸せを追いかけてます。
面白そうな本、機会があったら。。。

投稿: serena | 2010.01.20 03:33

「目標に到達するために考えて計画して実行して努力する行為そのものが,とても幸福」
 同感です。
なのに、途中の努力をつい怠けてしまって…。トホホ。
努力して物事を達成した体験を持っているって、財産ですよね。
「夏草の賦」読んでみます。
「草原の記」読みましたか。歴史ものが得意ではないので、司馬遼太郎は沢山は読んでいませんが、心に残っている一冊です。
彼って、人を、女性をも深く丁寧に書きますよね~。

投稿: 街中の案山子 | 2010.01.20 12:32

>serenaさん

ご同感いただき,ありがとうございます.
m(_ _"m)ペコリ


目的って年代によってずいぶん違ってきますよね.
子どもの頃は,成績表だったり,受験だったり,県大会での優勝だったりとすごく具体的で,ある程度その方法もわかってる.
社会に出て仕事に就くと,仕事での評価だったり昇給昇格といったことが目標になり,そして自分の家族を持つようになると,家族の幸せを守ることが目標になる.
成功してお金持ちになっても,愛する家族や友人がいなければ,何のためのお金かと思いますもの.

きっとserenaさんが喘いでいるのは,ある程度目標が達せられたからなのでは?
子ども達もそれぞれ自立し,親としての勤めを立派に果たして,満たされてるってことなのかなぁ.羨ましい限りです.

そういうserenaさんには,さらなる大きな目標が必要かも.世界平和とか,地球温暖化防止とか.
もしくは,もっとミクロな目標かな?そうですね~,例えばアンチエイジング?(笑)

投稿: とと(>serenaさん) | 2010.01.20 23:08

>街中の案山子さん

ご同感いただきありがとうございます.
m(_ _"m)ペコリ

>なのに、途中の努力をつい怠けてしまって…。トホホ。

何をおっしゃいますやら.(笑)
どちらかというと,ストイックなまでに努力を続けて来られたタイプでしょうに~(-。-;)

わたしは,今年はもっと自分に厳しくいきたいと思ってます.
なので,書初めに【徒歩通勤】と書きました.家から職場まで約40分,今のところ頑張って続いています.
40代も中盤に差し掛かり,体力の低下に歯止めをかけるため頑張ります!

>彼って、人を、女性をも深く丁寧に書きますよね~。

そうなんですよ!
司馬遼太郎作品は,必ず男女の機微が織り込まれていて,しかも男が憧れる女像ではなくていいんですよね.

「草原の記」探してみます!

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2010.01.20 23:15

「しかも男が憧れる女像ではなくていいんですよね.」
ととさんの表現の仕方、??(笑)ですが、たぶん了解、了解、です。
「草原の記」をお勧めしたのも、男性司馬遼太郎氏が、こんな女性を書いてくださった、記してくださった(そのために、読者が出会うことができた)、という喜びと、深い人間理解がうれしかったからです。

我が家の本棚には沢山の司馬遼太郎本があるのですが、「夏草の賦」がなかったので、アマゾンでクリック。今日明日には届くでしょう(笑)。
40分ね~。
40分歩くと5000歩弱なので、一日1万歩クリアするから、ちょうどいいのですが(アハハ)
やめていたウォーキングを再開しようかと、思っていたところでした。いつもの目的地に行って帰ってのコースが40分なのです。
私のウォーキングは不順な動機なので、すぐ中断するのですが、そろそろと思っていたところです。

投稿: 街中の案山子 | 2010.01.21 07:37

はじめまして。じゃこと申します。
お芝居をやっています。
実は、その話題の『夏草の賦』を原作にしたお芝居を、現在新宿の紀伊國屋サザンシアターで上演しています。
もし、お時間ありましたらぜひお越しいただけたらと思ってコメントさせていただきました!
私が、菜々の役をいただいています。37人の大所帯での公演、とても大きなパワーをお届けできると思います!
公演の詳しいページはこちらです。
http://www.qublic.net/tagatame10/
宣伝で大変失礼しました。不適切でしたら削除していただいて構いません。
公演は24日までです。
お待ちしております!

投稿: じゃこ | 2010.01.21 13:41

>街中の案山子さん

たくさんの司馬遼太郎本があるんですか!ご主人の蔵書ですか?
いいですね(*^o^*)

「草原の記」ますます読みたくなってきました.うちは狭いので,本は買わないようにしているから早速図書館に行かなくっちゃ.

実は「夏草の賦」には続編ともいえる作品があります.それも読んだので,次にアップする予定です.(^^)


投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2010.01.21 22:42

>じゃこさん

こんにちは.
じゃこさんは,菜々役に相応しい可愛らしい方ですね~(*^o^*)
(さっき,じゃこさんのブログ覗いてきました)

新宿は,うちからは飛行機で行かなきゃいけない距離なので,ちょっと行ってみるってわけにはいかないですが,公演の成功をお祈りしています.

コメントは,残しておきましょうね.
もしかしたらお近くの方が見てくださるかもしれませんから(^^)

投稿: とと(>じゃこさん) | 2010.01.21 22:46

ととさん、こんにちは。

「haruの詩的生活」にてお世話になっておりましたharuでございます。
実はこのたびココログさんにお世話になる事になりました。急なことで告知も何もしないまま引っ越してしまったので、ご挨拶に回っているところです。

こんなとことでご報告してしまってすみません。
記事にはまったく関係ないので削除していただいてもかまいません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: haru | 2010.01.22 14:02

>haruさん

お返事は,早速haruさんの新ブログに入れさせてもらいました(*^o^*)

ご連絡ありがとう!

投稿: とと(>haruさん) | 2010.01.23 22:48

私は司馬遼太郎さんの「草原の記」を読みました。私はモンゴル人としてこの作品は素晴らしい作品だと感動しました。
教えていただきたいことがありますが、宜しくお願いします。司馬さんは「草原の記」をいつから書き始まり、いつ書き終わりましたか?この本が書かれた時間を教えていただきますか?これだけを絶対知りたいです。宜しくお願い致します。

投稿: サラン | 2010.10.01 20:16

サランさん

申し訳ありませんが、サランさんのご質問への解答は、持ち合わせていません。ごめんなさいね。

サランさんは、モンゴルの方なのですか。モンゴル人のサランさんが読まれても、「草原の記」は素晴らしいんですね。
読んでみて良かったです。

投稿: とと(>サランさん) | 2010.10.02 23:29

サランさんへ
横からのコメントですが…。
検索してみました。「草原の記」は、1991年4月から92年2月まで雑誌に連載されていたものが、1冊になって発行されたものだそうです。司馬さんは1923年生まれですから、68歳ぐらいでしょうか。その後のエッセイで、司馬さん御夫婦が、その後もツェベクマさん御夫婦と交流を持っていらっしゃったことがわかる文章を読んだこともあります。2年程前、モンゴルで医師をしている30代の方と少し接することがあって、ソ連の衛星国であった時代とその後について調べたこともあります。お幾つの方か存じませんが、モンゴル人であるサランさんが、日本語で書かれたこの本に出会って、上記コメントのような感想を持たれたことをうれしく思います。

投稿: 街中の案山子 | 2010.10.04 10:57

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» 司馬遼太郎「夏草の賦」を読んでいます。追加あり。 [街中の案山子]
文庫本で上下2冊の1冊目を読み終わったところ。 ブログつながりさんのご紹介で読み始めた。 考えてみれば、司馬遼太郎氏の歴史もの、時代小説は読んでいない。竜馬がゆくを途中まで読んだぐらいかな? で、それ以来の司馬遼太郎の歴史小説。 感想。うーん、これは司馬さんの想像力で人物に血肉を与えているのだという印象が強い。だから、彼はその時代の資料として、軽四トラックいっぱい程の古文書を収集して、執筆に入ると聞いたことがあるが、さもありなん、と思った。 四国土佐の長曽我部元親が近隣を征服せんと戦に明け暮れている... [続きを読む]

受信: 2010.02.12 07:27

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