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半身浴読書~123~

10119 『あなたと共に逝きましょう』 / 村田喜代子,読了.

こういう夫婦愛っぽいものは,ちょっと苦手だ.けれど,献身的な妻を強調しているわけでもなく,運命共同体としての夫婦の姿を描いているために,『もう勘弁して~』という暑苦しさはない.

これは,動脈瘤を持ってしまった夫が,手術を受けるまでの話だ.

動脈瘤を持ってしまったのは夫だし,命の危機に晒されたのも夫だが,妻も同じ舟に乗っている.そして手術を受け,瘤を切り取った夫は,その舟を降り行くべき方向へ進み始めた.妻はまだ舟に乗っているというのに・・・.

それにしても,妻が見るあの夢はなんだろう?何を暗示しているのか?正直,わたしにはわかりにくかった.

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『結婚』・・・あ~,なんと甘美な響き

少し前に書いたエントリー(『未婚社会』ですか~)では,

誤解を恐れずに言うなら,結婚とは安心して子育てをする仕組みだと思っているので,

と書いた.それはまあ,今でもそう思っているのだけど,その前に,結婚とは男が女に示す最高の愛情表現なんじゃないかと思っている.

恋しい女を求める男の気持ちが「結婚しよう」と口走らせ,女はその表現を喜びをもってありがたく頂戴する・・・・・そうやって恋愛は結婚へと成就するのだ.

若いときは,この甘美な響きにいとも簡単に参ってしまうが,ある程度世間を知ってしまうと,甘美だけでは物足りない.収入は?家族構成は?まさか,同居じゃないわよね?などなど,考える項目が多すぎる.「あたまでっかち」さんが生まれる瞬間だ.

男だって結婚はいいことばかりじゃない.ある程度の家事労働からは解放されるが,自分が働いて稼いだ金を,当然のように妻や子供が消費するのだ.自分が稼いでいるのに,妻からお小遣いを支給されるという矛盾.その矛盾を乗り越えてでも「結婚しよう」と口走るのは,愛情無くしてできるものではない.

結婚は,ギブ&テイク.得るものも多いが,失うものもある.人生の選択とは,まぁそういうものだ.

そういえば,ある掲示板で読んだ男性のご意見.

結婚とは,いつでもセックスできる相手を確保しておくという意味もある.男性がずっと独身でいられるというのは,性欲が強くないと思われる.

ほぇ~~~.(ノ゜⊿゜)ノ そうなんですか~.

となると,今の未婚社会や少子化って,そこに(性欲減退)に原因が?非常に生き物らしくて,わかりやすいですなぁ~.

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未婚社会~続き

前のエントリー(『未婚社会』ですか~/元気に愚痴る♪)でリンクした珍獣さんの記事(未婚社会か・・・/珍獣の杜)にこんなコメントがつけられていました.

番組では男性の最低限の年収についていろいろ語ってましたが、
それって、男性が稼いでいるお金ですよね。
結婚前に独力で。女性自身でなく。

他人の稼いだ金なのに、「妥協できる」とか、さもしいことです。
じゃあ、女性はどれだけ稼げているのかと。

気楽に「年収600万/1000万以上で妥協」とか
「不況だからこそ専業主婦志望」とか言ってくれてますが、
600万以上の年収の男性は、こんな女性を伴侶には選ばないでしょう。

男性の平均年収のグラフが出て、200万台が多くを占めていて驚いてましたが、
今までそんなこともご存じなかったのでしょうか?
現実が見えてない、甘い、若いのは男女どっちなのかと。

「会って話せれば、それはデートだ」
と言っていた菊川氏のほうが、地に足が着いた金銭感覚の、
現実的な女性のように思えます。

あと、「草食男子」って女性が作った言葉なんですよね。
女性が作っただけあって、該当する男性の本当の心理については
「解ってないなぁ」と思います。

現実は強欲な守銭奴や、性病を持ってそうなほど派手に交際相手を変えているうちに
高齢になってしまった女性に引いてしまい、敬遠しているのですが
「最近の若い男性は恋愛に奥手な草食系だ、けしからん!」とかそういうことにしておかないと、
プライドが許さないんでしょう。

Posted by.ふらりと  May 13,2009 at 12:19 PM

納得です.

>気楽に「年収600万/1000万以上で妥協」とか
>「不況だからこそ専業主婦志望」とか言ってくれてますが、
>600万以上の年収の男性は、こんな女性を伴侶には選ばないでしょう。

ええ,その通り!バツイチでもいい,一回り以上年上でもいいと思わない限り,こういう条件を前面に出して,首尾よくゴールインできる人は,かなり少ないでしょう.もともとの出自がよいお嬢様や(ま,そういう人はそんなお下品なこと言わないですけどね),完璧なボディ,完璧な顔,完璧な立ち居振る舞いなどを備えた女性じゃないと,難しい条件だと思います.

ただわたしは,彼女らが単に世間知らずなだけじゃないかと思うんですけどね.雑誌などの既婚セレブたちの情報を自分に当てはめているだけではないかと.現実を知れば,徐々にそのボーダーラインは下がってくると思いますがね.

>男性の平均年収のグラフが出て、200万台が多くを占めていて驚いてましたが、
>今までそんなこともご存じなかったのでしょうか?
>現実が見えてない、甘い、若いのは男女どっちなのかと。

確かに現実が見えていないけれど,実際,同年代の男性の給与を知ることなど,普通の女性にできますかね?会社の経理部門や総務部門にいれば,社員の給与を知ることができるけど,そうじゃなければ彼女らが知っているのはお父さんの収入くらいでしょう.付き合ってる彼氏に,年収いくら?なんて聞きませんもん.

じゃ,自分の給料くらい知ってるだろ?と言われるでしょうね.

ええ,もちろん知っていますとも.

けれど,女性の昇進はたいてい遅いのですよ.自分たちより先に昇進昇格した男性が,どのくらいの給与をもらっているのか想像もできません.

そして,女が男の収入にこだわるのは,理由があります.

それは,出産と育児です.この期間,どうしても女性は一時期キャリアから離れます.(離れる場合が多いです.)そうなったとき,夫の給与で家族が安心して暮らせるのか,子供の衣食は守られるのか,それはそれは真面目に考えます.世の中が共働き前提の仕組みになっていない今,出産後も働ける(今と同等の収入を得られる)保障はどこにもないのです.

>あと、「草食男子」って女性が作った言葉なんですよね。
>女性が作っただけあって、該当する男性の本当の心理については
>「解ってないなぁ」と思います。

>「最近の若い男性は恋愛に奥手な草食系だ、けしからん!」とかそういうことにしておかないと、
>プライドが許さないんでしょう。

いやぁ~,男性も女性心理をわかってないなぁと思います.(*^o^*)

強そうな女に見えても,女は征服される喜びを感じる生き物なんです.『イヤよイヤよも好きのうち』と言うじゃないですか.

セックスでもそうでしょう?男に抱かれるとは言うけど,男を抱くとは言わないでしょう.

だから是非,ガンガン来て欲しいものですな.
お待ちしております.m(_ _"m)ペコリ

・・・と、ここまで書いて一晩寝ました。

起きてふと思いました。

間違ってるじゃん!わたし!

ふらりとさんは、真反対のことを言われているわけです。つまり、<いつだってガンガンいけるのだけど、ガンガンいきたいと思うような女性がいない>と。

申し訳ありません。 (;;;´Д`)

どうしたら男性諸氏がガンガンいけるのか、またガンガンいきたくなる女性とは、どんなタイプなのか、是非教えていただきたいと思います。どうぞよろしく。m(_ _)m

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『未婚社会』ですか~

NHKで放送された『未婚社会』は,反響が大きかったのか?わたしがお邪魔しているブログでも,あちこちで取り上げられていた.

『924■未婚社会か・・・』 珍獣の杜

『NHKの討論番組で未婚社会』 夫婦別姓を待つ身の溜息

『出来たことだけ褒めよう&婚カツ事情』 やっぱり働くペンギン

私自身はこの番組を見ていないのだけど,人によって気になるところがこれほどまでに違うのか!と非常に感心した.

どのエントリーも,(・_・D フムフムとうなづきながら読ませていただいたが,その中で,珍獣さんの『愛ほど不明瞭なものはない』との言葉,妙にすとんと腑に落ちたわたしだ.

誤解を恐れずに言うなら,結婚とは安心して子育てをする仕組みだと思っているので,安心して子を産み育てられる巣を作るためには,最低限必要な収入を確保しようとするのは当然だろう.愛があれば,収入がなくても安全な巣ができるなどというのは幻想だと,みな知っている.

だから,珍獣さんの言われる『生命力を軸足にするほうがわかりやすい』というのも理解できる.狩猟時代を生きていないわたしたちにとって,稼ぐ力は生命力をあらわすひとつの指標といえるだろう.

その稼ぐ力を男と女で分担し協力して安全な巣を作るのか,稼ぎ手としての男,それをバックアップする女という分業制をとるのか,そこが世代間や生育歴,性差によって思いがバラバラ,しかも理想と現実とのギャップもありで,結婚に到達しない人もいるんじゃないだろうか.

ま,ちゃいさんのエントリーによると花婿学校での模擬デートでは,男性の未熟な恋愛テク(デートテク)についても触れてあるので,収入がどうとか,理想と現実がどうとかいった問題ではなく,単に女が体をあずけても良いと思える男が少ないだけなのかもしれないが.

というわけで,待つ身さんの待ってらっしゃる夫婦別姓については,もっと先の話になりそう.まだまだその手前で足踏みって感じです.

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わたしが二人欲しい

金曜日から,おねえが高熱を出している.大学のキャンプに参加している最中のことだ.大学まで迎えに来て欲しいという連絡を受け,車を走らせた.(大学生になってまで,親が迎えに行くのかよ!)

同時に,おじが危篤との情報.このおじは,2月に亡くなったおばの連れ合いである.おばが亡くなってから急に老け込み,気力を無くし入院中だった.

おねえの高熱は39℃~40℃の間を行ったり来たりで,かなり苦しそうだ.土日は,点滴を受けるため病院に通った.日曜日は出勤の予定だったが,急遽休みを取った.

そして日曜日の午後,おじが亡くなったとの連絡があった.月曜日が通夜,火曜日が葬儀告別式だ.通夜に参加したいが,会社のあとに行ける場所でも間に合う時間でもない.仕方ない.火曜日に休みを取るしかない.

おねえの高熱,おじの死.病院と葬儀.そして仕事.それらのバランスを取りつつスケジュールを組む.忙しい.わたしが二人いればと切に思う.

そして一方で,オットが羨ましくも思う.

子供が熱を出しても,親戚に不幸があっても,仕事という大義名分がある限り,誰もオットには期待しない.メーカー勤務のオットは,このGWは10連休だったが,家事など一切求められない.当然だ.男だしな.4連休しかなかったわたしが,夜7時過ぎに帰宅して大急ぎで夕食の支度をするのは,当然だ.女だからね.

だから,頼むよ.どんなことがあっても,家族を路頭に迷わすことのないようにしっかり稼いでくれ給え.そこが担保されない限り,男が男であり続けることはできんだろ.

さて,明日から綱渡りのスケジュールだ.とりあえず,おねえの熱が早く下がることが先決.

それにしてもおねえのヤロウ,太目ちゃんのくせに体が弱い.これこそ『見かけ倒し』ってもんだ.

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半身浴読書~122~

41jjyvfa4rl__sl500_aa240_ 『警視庁幽霊係』 / 天野頌子,読了.

ええぇ~と・・・別に面白くないわけじゃ決してないですけど・・・高村薫の本格的警察作品の後ですから (^^;) まぁそれなりに・・・って言いますか.

これは,警視庁の特殊捜査室という仮想現実でのお話.特殊捜査室は,霊的な能力を持った刑事達の集まりで,柏木という幽霊と話ができる刑事の活躍のお話.

柏木には,通り魔に殺された結花という女子高生幽霊が取り憑いている.また三谷という除霊を行う霊能力者もいて,結花とともに柏木を助けてくれる.まぁざっとそんなお話です.

登場人物のキャラ説明が正直くどいのだけど,幽霊達のお話はとても新鮮で面白かった.

軽く漫画感覚で読みたいときにはお勧めの本です.

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なんか面白い記事見つけたよ

恋愛、結婚、就職から人質救出まで 女に都合良く利用される「男らしさ」の受難

「男の領分」に女が入り始めて久しいが、では立場を逆転させたらどうだろう。やってくるのは「女々しい」「男のくせに」の集中砲火だ。『男は虐げられている』著者・竹中英人氏が、日本社会に蔓延する「見えない男性差別」について問題提起する。

SAPIO 2009年5月号掲載) 2009年5月4日(月)配信

だそうだ。

読んでみたけど、なんか笑えた。

いろんな現象について書いてあるけど、いずれも定性的でそのへんのおじ様たちの居酒屋談義と大差ない。もちっと定量的に示そうよ。個人ブログじゃないんだし。この程度のことなら、逆バージョンで書けちゃうよ、ほとんどのワーキングマザーに。

ま、つまり、著者は男性同士でイタリアンレストランに行きたかったのか?はたまた、商社の一般職で就職したかったのか?もしくは、危機になったときに真っ先に助けて欲しいのか?などと思ったりしてね (* ̄ー ̄*)

   

男つながりで、もういっちょ。

オナニーマラソンで、日本人男性が2連覇

The Center For Sex & Culture主催の第9回Masturbate-a-thon (マスターベータソン)が2009年5月2日、米サンフランシスコで行われ、マスターベーションマラソン(耐久部門)で前回優勝の佐藤雅信さんが前回の9時間33分を上回る9時間58分の大会記録で2連覇を果たした。佐藤さんは大ヒットしている男性用オナニーグッズ「TENGA」シリーズで知られる典雅の商品開発担当取締役。同社によれば、佐藤さんは社命ではなく個人として参加。昨年の優勝で同社の名前がより世界的に知られることになったそうだ。ただし、「2連覇した褒美などは特に考えていない」と同社では話している。

2009年5月7日(木)17時33分配信 J-CASTニュース

こんな大会あったんだ!こんなグッズ、あったんだ!知らなかったなぁ~。わたしは、女ですから。

これぞ、男らしい男!・・・なぁ~んてね (o^-^o)

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半身浴読書~121~

51183va2g3l__sl500_aa240_ 『マークスの山』 / 高村薫,読了.

確か15年くらい前に一度読んだ作品だ.今回,もう一回読んで改めて思った.

やっぱり,面白い!

<マークス>による連続殺人事件と,その発端となった16年前の南アルプスでの事件.その事件を追う刑事が主人公なのだが,決して謎解きがメインではない.警察内部の陰湿な情報漏れや刑事の仕事ぶり,人間関係,また<マークス>の心の動き,それらすべてがスピード感を持って展開していく.読むこちらも,一刻も早く読み進めたいと思ってしまう作品だ.

そして,ラストは思わず胸を詰まらせてしまう.ラストシーン,何度も何度も読み返してしまった.

この小説を読むと,刑事たちの仕事というものが,なんとなくわかってくる.それは,テレビドラマや,なんでもお見通し的なスーパーマンがあっという間に解決してしまうような作品では決してわからない部分である.

15年後,もう一回読みたいな.きっともう一回読むだろうな,そんな作品です.

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