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2009.04.15

半身浴読書~118~

31783334 『ナイチンゲールの沈黙』 / 海堂尊,読了.

これは,こないだ読んだ『チームバチスタの栄光』(半身浴読書~112~)の続編らしい.『チームバチスタの栄光』が合わないと感じたのに,また読まざるを得ない展開になり,読んでみた.

はっきり言って,やはりわたしには合わないタイプの作家だと思う.けれど,チームバチスタより,今回読んだナイチンゲールの方が楽しめた.それは多分,白鳥のウザさがあまり強調されていなかったからだと思う.

なんで自分に合わないんだろうと考えてみるに,この作家が事件解決に使う飛び道具が,わたしとっては非現実的に思えるからではないだろうか.

ナイチンゲールでは,白鳥が「紙芝居」と呼ぶパソコンを使った事件現場の再現や,歌うことで,聞く人に映像を見せることができたりすることが,わたしにはあまりにも突飛に思えるのだ.

また今回も,愚痴外来は盛況だったのだが,その愚痴外来を訪れる子供の選出も意味ありげでありながら,その人選が良い理由などは,いまひとつわからない.(というか,わたしには伝わらない)

そういうちっちゃなことの積み重ねが,なんか欲求不満を生んでしまってる気がする.

でも,眼の癌で両目を摘出しなければならない牧村瑞人と,白血病の少女・杉山由紀の淡い感情は,恋とも呼べない類のものだけど,それだけに切なくてジンときた.

ICUの速水部長と看護婦の翔子も,何かありそうな感じで,これって次回作の伏線?などと思いながら読み終わりましたとさ.

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