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2009.03.29

こういうやつらはどうしても許せない

このニュースを見たとき,わたしは己の目と耳を疑った.

 愛知県半田市の市立中学校で、1年生の男子生徒11人が、担任で妊娠中の女性教諭を「流産させる会」をつくり、この女性教諭の給食に異物を混ぜるなど悪質な嫌がらせを繰り返していたことが28日、わかった。

 同市教育委員会によると、嫌がらせを受けたのは30歳代の女性教諭で、当時は妊娠5か月~6か月。11人の生徒は席替えに対する不満や、部活動で注意されたことの腹いせに、1月末頃から、チョークの粉などを女性教諭の車に付けたり、いすの背もたれのネジを緩めて転倒させようとしたりするなどしていた。

 2月4日には、殺菌や食品添加物などに使われるミョウバンを、理科の実験の際に持ち帰り、教諭の給食のミートソースに混入。女性教諭は気付かずに食べたが異常はなかった。嫌がらせを見かねた生徒たちが、別の教諭に知らせて発覚。同校は同月下旬、関与した生徒と保護者を呼んで注意した。生徒は反省の態度を示しているという。女性教諭は4月から産休に入る予定。

(読売新聞 2009年3月28日)

流産させる会などと,ふざけた名前をつけるその頭の中は,すでに腐っている.流産は女性の体にとってたいへんな負担であり,体以上に心が受ける打撃は,計り知れない.

産むことのできない男が,産む性である女に対してこのような仕打ちをすること,このような仕打ちを思いつくことに対して,わたしは怒りで震えている.将来,この男達は,自分の性欲の吐け口に女の体を使うこともいとわないのではないかとさえ思える.

生命の誕生は,とても神秘的で科学では到底真似のできることではない.今,その教師のおなかの中にいる胎児は,たくさんの偶然の積み重ねでようやく形作られたたったひとりだ.そして,その男子生徒たちもそうやって母親のおなかの中で誕生したのだ.

なぜそんなことがわからないのかが,わからない.

もし,自分の母親や姉や妹や,将来の妻が,そのような目に遭わされたらと思うことはできないのか.男はね,自分では絶対に産めないのだよ.もっと母体に敬意を払いなさい.

将来,彼らが夫になり妻がもし流産することになったら,このときの怨念を感じなさい.そのくらいわたしは,怒っています.

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コメント

男ですが、、、
「今回のはひど過ぎ」
と思いました。

ととさんは女性としてお怒りのようですが、
私は怒りよりもあきれの方が先に来てしまいました。
ここら辺が「産める・産めない」の差かもしれませんが。

親であれ、兄弟であれ、先生であれ、
「命の大切さ」
「命の尊さ」
を教えてこなかったのではないか。
また、本人がそれらを理解できていないのではないか。
そのような人を生んでいる環境に大変悲しく思いました。
それらを見て、先生に通報した生徒がいるわけですが、
それらはそれで評価に値するのかもしれません。
ただし、それらの生徒には次の一歩として、
「そのような事をさせない」
人になって欲しいものと思います。

投稿: さじった | 2009.03.29 23:21

私は泣いてしまいました。ととさんの怒りにも同感です。そういう少年たちを私なら打ん殴ってやる!と思いました。

どこかが狂っていると言う印象を免れません。胎児を命と考えていない、単に女教師を悲しませようと言うだけの愚かさ、どんな男に育つのか末恐ろしいです。反省の態度を示しているって???おふざけでないョ。ただ示しているだけでしょうよ。腹の中ではせせら笑っている可能性おおありです。

投稿: serena | 2009.03.30 02:28

こんな発想が出てくるところが情けないですね。
少し違うのですが、かつて◇県に住む母からこんな話を聞きました。新聞の投書欄に、中学校の担任が産休明けで戻ってきたかと思うと1年してまた産休に入った、と書いてあった。◇さんのことじゃないかしら」と。◇さんは弟の奥さん。長男と二男はちょうど2年違いです。もうすっかり立派な青年になっていますが、産休をとるから困るって、投書があったのを思い出しました。モンスターペアレンツのもじりでしょうか。妊娠した女教師にチェッ!という気持ち、父母にもあるようです。

投稿: 街中の案山子 | 2009.03.30 07:10

題名をみたときに、「あのニュースのことだな」と思い、やっぱりでした。
mixiでも、newscafeでも、「犯罪だ」「親の躾は?」「少年院にはいってもらったほうがいい」との意見が続出でした。
流産経験者としては、その辛さは語ることはできませんでしたし、当時「堕胎のつらさもこういうものなのか?(精神的にも肉体的にも)」と思い、命の尊さを身をもって知ることができました。当時はまだこれから生まれてくる子供のことも想像できず、もしかしたら、今後、妊娠できなかったらどうしようとまで思いつめましたし。
せめて、自らの子供には、命の大切さを教えたいとおもい、もし、こういう子供が近くにいたら、忠告する勇気をもてる子供になって欲しいと思いました。

投稿: ちゃい | 2009.03.30 22:44

さじったさん

>それらを見て、先生に通報した生徒がいるわけですが、
それらはそれで評価に値するのかもしれません。<

ほんとに.
見かねて他の教師に相談する子がいて,救われた気持ちになりました.

同じ時代を同じように育ってきたはずなのに,この違いはなんなのでしょう?
やはり,資質の問題なのかな.

投稿: とと(>さじったさん) | 2009.03.30 22:57

serenaさん

serenaさんは,泣けちゃったんですね.
そのお気持ち,わかります.

確かにどこか狂っています.
どこから,いつから狂ってきたのでしょう?

わたしは,この男子生徒たちの怒りの発露が弱い胎児や,妊婦に向けられたことが一番腹立たしいです.
教師のやり方に反論したり,反発するのは思春期には当たり前のことです.それを真っ向勝負で教師に向かうことをせず,陰険に隠れてこんなことをするのは,子供らしくないし男らしくない.そんなやり方では,何も変わらないのに.

こういう思考では,ろくな男にはなれそうにありませんね.

投稿: とと(>serenaさん) | 2009.03.30 23:15

serenaさま
自分も間違いなくpunchannoypunchannoypunchannoyです。

ととさま
生まれながらの資質はほとんど一緒、と思っております。
(というより、思いたいです)
本人がどのように感じ考えるかは、環境・教育でしょうか???

投稿: さじった | 2009.03.30 23:19

街中の案山子さん

>妊娠した女教師にチェッ!という気持ち、父母にもあるようです。<

女は女に厳しいですからね.(笑)

でも,担任が子供を産むなんて,わたしは素晴らしいと思いますけどね~.男子生徒は,将来の妻を思い,女子生徒は将来の自分を重ねる,そうやって社会で子供を育てる現場を目の当たりにできる瞬間なんだけどな.

産休を取るから困るって言われる先生は,きっといい先生なんでしょうね.最悪の先生なら,さっさと他の先生に代わってくれてラッキーって感じですもの.

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2009.03.30 23:21

ちゃいさん

わたしも流産経験者です.
当時は,自分の何が悪かったのかと悩んだり,後悔したりしていました.
だから,故意にそういうことを起こさせようとする行為そのものに嫌悪してしまいます.

これはいじめの構造に似ています.
不満があるなら正々堂々と教師に意見すればよい.それができない弱虫が,さらに弱い胎児に害を与えようとするのは,まさにいじめの構造.

彼らひとり一人が,強い自己を持たない限り,いつまでもこの思考回路は続くのでしょう.哀れです.

投稿: とと(>ちゃいさん) | 2009.03.30 23:26

こんにちは。拙ブログへのコメント、感謝です。
私もこの記事には怒りで震えました。私も流産経験者なのでなおさら…なのかもしれません。
椅子の背もたれのネジを緩めるって…ありえません。

自分はどうやって生まれたのか。中学生にもなってそんなことが分からないなんて。将来自分が同じ立場になったらどうなのか。想像力の欠如も甚だしいです。
今は、この先生が無事に出産されることを願うばかりです。

投稿: miki_renge | 2009.03.31 06:24

miki_rengeさん

お越しいただきましてありがとうございます.
m(_ _"m)ペコリ

やはり,みなさん同じですね.同じように怒りを感じてる.
っていうことは,彼らの親も怒りを感じているのでしょうか?怒りと同じくらい悲しみを感じているのかもしれない.
でも,そういう子供を育ててしまった責任もあるのでしょう.どこでどう間違ったらそういう育ちになるのか,それさえわかれば世の中はもっとよくなるのに.

つくづく子供って,産みゃいいってもんじゃないと思います.
(〃´o`)=3 フゥ

投稿: とと(>miki_rengeさん) | 2009.03.31 22:45

私は、ストレートに怒ると言うより、こういう話はありうる、という感想は持ちました。このごろは「事実は小説より奇なり」という事件が起きますから。今って、バーチャルな世界感が子どもを呑み込んでいるようなところがあるんじゃないでしょうか。
私は中学生が「中絶」という言葉をこんなに簡単に使えるんだ、ということに、びっくりしてしまいました。自分が中学生の頃にはありえないし、それだけ、今は下世話な情報が子どもでも手に入るということを恐ろしく感じました。
それから、これは、いじめのレベルじゃなく、犯罪のレベルですよね。注意-反省-おわり、で済ませてほしくない、もしかすると今の刑法では、そういうことを想定していなかったから、それしかできないのかもしれませんが、今後、同じ事例があれば、それなりの罰が与えられるように法制を整えておかないと、こんなことが許されるのは信じられないという思いがあります。
本当は私ももっと怒りを表現すべきなんでしょうけど、たくさんの方がすでにコメントで怒りを表現されていることもあって、一歩ひいたコメントになってしまいました。皆さんが怒りを表明するのは本当に当然の反応だと思いますし、私はこれを放置するとすると、その法制に怒りを感じます。

投稿: さちまねき | 2009.04.01 06:17

さちまねきさん

お返事,遅くなっちゃってごめんなさい.

うちの義母も「こういう子っているのよ~」って言ってました.
わたしは,こういう子は意外に多いのかもしれないしそれは重々承知であるけれど,そのことに慣れてしまうのがとても嫌なんですよね.

こういうことはありうると周囲が思うことで,こういうことを決して認めているわけではないのに,なんとなく『そういうもんだ』という空気になるのが嫌だから.
政治家が不透明なお金をもらっていても,国民の中に怒りより『またか~』っていう気分があるようにね.

>それから、これは、いじめのレベルじゃなく、犯罪のレベルですよね。

レベルについてはよくわからないですけど,構造はいじめに似ていると思いますね.
本来自分が立ち向かうべき何かにぶつからず,その憂さを弱いものに向けるというのはまさにいじめ.

彼らには,真正面から先生に文句を言って欲しかったなと思います.それが正面からいえないなら,それは正当な怒りではない.そういうことを,もっともっと深く考えられる人に成って欲しいと思います.

投稿: とと(>さちまねきさん) | 2009.04.10 22:35

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