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2009.03.17

半身浴読書~116~

41rrm6p4hml__sl160_aa115_ 『続 氷点』 / 三浦綾子,読了.

タイトル通り『氷点』(半身浴読書~115~)の続編.続編では,陽子が不倫の果てに自分を産んだ母をどうやって許すのか,そもそも許すということこそ傲慢な思い上がりではないのか,といった内容.

とても重苦しいテーマだが,ストーリーそのものが面白くて引き込まれてしまう.最後,流氷が紅に染まるのを見て,陽子の気持ちが大きく変化するのが,ちょっと安直だと思ったけど,全体的には読み物としてたいへん楽しめた.

それにしても,三浦綾子作品を読むといつも自分自身の生き方について考えてしまう.生き方などというととても大袈裟なのだけど,主人公の自分の内面を見つめる思索とか,人のために生きるということの美しさとか,日常の生活ではどちらかといえば切り捨ててしまっていることを,改めて考えさせられてしまうのだ.

一生を終えてのちに残るのは,われわれが集めたものではなくて,われわれが与えたものである.

あ~そうだなぁって思った.

目先の損得じゃなくて,心の中に一点の曇りもないような生き方がしたいなぁと思った.(もう手遅れ???)

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コメント

緑の枠内、そうですよね。
私たちがこれまで本を読んだりして感動してきた偉人伝の人って、そうですもの。
世の中、タライの水だよ、と。
両手で掬い、囲おうとすると、漏れていってしまう。
水を押しやろうとすると、戻ってくる。

いつもではないかもしれないけれど、できたら与える側に、そう思っています。

投稿: 街中の案山子 | 2009.03.18 12:54

街中の案山子さん

なんかね~、この人の作品を読むと自分の生活や心がけといったものを振り返ってしまうんですよね。

人のために生きるって、なんて美しいんだろうって思ってしまう。

物やお金をあげるとか、慈善事業をするとかじゃなく、温かい心や励ましを与えられる人になりたいなと思うんですよね~。特に、読み終えた直後はね(^-^;

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2009.03.18 20:46

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