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2008.11.15

半身浴読書~108~

51yytkvagl__sl500_aa240_ 『使命と魂のリミット』 / 東野圭吾,読了.

東野作品なので,てっきり結末はもっと暗いのかと予想していたが,予想は見事に裏切られた.でも,面白かった.

ストーリーは二つの軸からできている.

ひとつは,父親の死に疑念を持っている研修医夕紀の話.夕紀は,父の手術を執刀した医師に対して疑念を持ち,確かめるために医師を志した.

もうひとつは,恋人を亡くした穣治の話.穣治の恋人は,欠陥自動車のために救急車の到着が遅れたことで命を落としてしまう.その自動車メーカーの社長が,夕紀の勤める病院に入院し手術を受けることから,穣治はその殺害を企てる.

そして,この二つの軸を貫くのが『使命』だ.

人は生まれながらにして,その人にしかできない使命を持っている・・・と.

使命などと考えたこともないが,確かに人には,今なすべきことというものがあると,私も思う.学生なら勉学に励み,仕事をするようになればその与えられた仕事,親になれば親の努めという具合に.

ちなみに今の私に一番大切な使命は,やはり子育てかな?

さて穣治だが,自分の計画を遂行するために望という看護婦に近づく.はじめは利用するだけのつもりだったが,望と付き合っていくうちに,徐々に彼女のことを好きになっていくのだ.また望も,穣治が犯行を起こすことで自分が利用されていたと気づき,深く傷つく.でも,それでも穣治と付き合っていたころの気持ちは消えるわけもなく,やっぱり彼のことが好きなのだ.(あ~,女心は切ないなぁ~)

だから,最後にああなったことは(敢えて書かないけど),私としてはたいへん嬉しかったのであります.

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