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2008.11.02

半身浴読書~106~

41xvytfnx3l__sl500_aa240_『シャングリ・ラ』 / 池上永一,読了.

壮大なスケールで,ものすごいエンターテイメント作品.

でも,わたしはダメ.

まぁ~何がダメって,ダメポイントはたくさんあるんだけど,例えばですね,いわゆるメインキャラが何回も生き返るの,止めてほしいわぁ.

それから,ありえないくらいに完璧な人間とか,オカルトパワーで人を殺しちゃったりとか,さっきまで遠くにいた人が,もうここにいてメインキャラを救ったりとか.

水蛭子なる妖怪は,何のためにいたんだろう?とか.

香凛が親を恋しがって,お金儲けに走る割には,お金持ちになってもちっとも親を恋しがらないのはなんでだ?とか.

この物語は,大義のためには少しの犠牲は致し方ないのであると繰り返し訴えるが,まぁそうかも知れぬと思うこともあるけど,それを言っちゃあお終いよとも思うんだよ.

特に,犠牲にならない側がそう言うことに対して,めちゃめちゃ反発したくなるのだよ.

この物語の中で同調できたのは,経済炭素を中心とした炭素経済の終焉だ.破滅に向かわせたメデューサがアメリカのサブプライムローンとダブり,薄ら寒い気分になった.

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