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2007.06.09

半身浴読書~82~

34480720 『嫌われ松子の一生』 / 山田宗樹,読了.

今更なんですけど,読みました.

面白かった(*^.^*).

松子のことは好きにはなれないし,いざというときの信念のなさには,呆れてしまうけどね.

松子は,いわゆる《器用貧乏》な人なんだろう.実は私もどっちかといえばそのタイプだからわかるんだけど,新しいことには意欲的に取り組むし,飲み込みも速いために短期間である程度のことは習得できちゃうんだけど,そこまでなんだよね.

そしてその頃には,別の興味あること(松子の場合はそれが男だったりするわけだけど)が近寄ってきて,そっちに関心が移ってしまう.

やっぱり《○○馬鹿》って言われるくらいに一途な方がいいんだと思う.

ルソーの『エミール』にも,《容易に学ぶということは,何も学んでいないということ》というようなことが書いてあったと記憶してるけど(これは早期教育の否定の意味で書かれてたと思う),器用貧乏の危うさにも通じるところはあるかもしれない.

加えて松子は,自分がどれほど父や家族に愛されてきたかを認めずにいたのがよくない.わかってるはずなのに,敢えて否定してたんじゃないかと思うくらい,素直じゃない.

アンダーグラフのなんとかっていう曲の歌詞にこんなのがある.

(前略)

愛のない日々はない 気づけてないだけ

イヤフォンで塞いでる 耳を澄ませよ

(後略)

まぁそういうことだよ.松子は父親にも愛されていたし,体の弱い妹にも慕われていたし,生徒にも好かれていたのに,何が不服だったのかと思っちゃうよ.

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