« 半身浴読書~74~ | トップページ | 京都紅葉ツアー2006(その2) »

2006.12.19

半身浴読書~75~

024877860000 『明日の記憶』 / 荻原浩,読了.

若年性アルツハイマーの男性の話.書かれていることがあまりに現実的で,怖くなってくる.

実は10年前,若年性アルツハイマーの男性と話したことがある.まだまだ働き盛りの年齢の男性で,私には若年性アルツハイマーの知識もなくて面食らったことを覚えている.・・・そのときのことを思い出してしまった.

この本は,ほんとに悲しい.悲しくて救いがない.でもこれが現実.逃げられない現実なんだなぁと思った.

医療は進んでいて,今までだったら死んじゃうしかない人が助かっていたりするのをみると,もうどんなことにも対処できるような気になってくるけど,実は全然そんなことなくて,死はすぐ隣にあるんだなぁって思う.

年をとっておじいとおばあになったら,オットと二人でアルバムを見ながら昔話をするのが私の夢なんだけど,どちらかがアルツハイマーになったりしたらそのささやかな夢すら叶わないんだね

この本の一番最後のシーン,そこは一番悲しくて切なくて胸が詰まりました.

|

« 半身浴読書~74~ | トップページ | 京都紅葉ツアー2006(その2) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

映画版で見ました。

小説版と同じラストか解らないんですけど、かなり切ないシーンでしたよね。

あと、お医者さんから病名を告げられた後のシーンも切なかったです。

先週末「私の頭の中の消しゴム」をTVで見ました。若年性アツルハイマーのお話しです。

両方見て、思ったんですけど、記憶って財産なんですよね。今までの自分の人生のデータですもんね。

僕は「記憶力がある方だね」、って人に言われるんですよ。自分でも多少そう思うんですけど、嫌な事も結構憶えていて、それが重荷になったりします。

ただ、いい想い出も嫌な想い出も全部ひっくるめて、自分の記憶なんですよね。

我が家も結婚してから写真が多いです(^_^)年をとった時に、自分の記憶が良いように活かせればいいなぁと思います。

投稿: dai | 2006.12.21 14:29

>daiくん

そうそう.これ映画になったんですよね.見てないんだけど.

忘れるのは人間の防衛本能のひとつらしくて,起きたときに夢を忘れてるのも,実はその夢は覚えていない方がいい夢なんだって聞いたことあります.

>記憶って財産なんですよね。
↑そうだね~.ほんとにそう思う.
若い頃の恋愛の胸キュンな思い出や,オットとの出会いや,子どもの小さかった頃のこと,どれをとってもものすごく大切で,その記憶に浸るだけで幸せぇ~な気分になれる.
人は点ではなく線で生きているんだなぁ~って思います.

投稿: とと | 2006.12.22 22:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/65923/13128143

この記事へのトラックバック一覧です: 半身浴読書~75~:

« 半身浴読書~74~ | トップページ | 京都紅葉ツアー2006(その2) »