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2006.09.07

病気のことを話しましょう.もっと.

『病気のことを話しましょう』の続編です.

    

めまいは休養とともに改善に向かっている.目は,相変わらず見えにくいが治療方法もなく,また進行する様子もないため,現状ではこの状態に慣れていくほかない.

ただ,でかい病院の眼科部長に言われたように全身の内科的な診察を受けておくべきなのは間違いない.そこに原因がある可能性は大きい.

さて,そこで忘れてならないのは元々持っている私の健康上のリスクである.

過去のエントリーにも『持病』として登場しているのだが,実は私は膠原病の因子を持っている.さらに抗核抗体を詳細に調べた結果,膠原病の中でもSLEといわれる難病の因子であると診断されている.

このリスクを知ったのは,昨年会社で受けた健康診断がきっかけである.血液検査の項目に『リウマチ因子』というものがあり,異常値を示していたことで発覚した.

この検査項目は昔から健康診断の項目に含まれていたものではないようで,以前の職場で受けていた血液検査では調べられることはなかった.

膠原病は女性ホルモンに深く関係した病気であり,ホルモン量が大きく変化する初潮・出産・閉経などがきっかけになることが多いと聞いている.私の場合も,おそらく以前からリウマチ因子が異常値を示していたのだろう.

そういうわけで昨年から膠原病の専門医に定期的に通っているのだが,非常に幸いなことに,今のところときどき現れる微熱と倦怠感以外には症状がなく,専門医が言うには,まだ膠原病と断定できない状態なのだそうだ.とはいえ,そのような因子を持っていることは事実であり,今回内科的診察を受けるために,かかりつけの膠原病専門医に行ってきたところだ.

診断は下記の通り.
①SLEが原因で網膜に異常が出る場合があるが,今回の症状はそれとは異なる.
②膠原病の明らかな症状は見られない.
③内科的な問題を探るため,抗核抗体について最初から調べ直す.

ここでもやはり,治療以前の段階でストップだ.まぁ想定の範囲内ですが.

患者として気になっているのは,このふたつ.
ひとつは,今の目の見えにくさを改善したい
もうひとつは,このような症状が現れた原因がわからないゆえに,再発を避ける方法がわからないという不安.

この2点について眼科部長にも専門医にも訴えた.結論としては,今の見えにくさを改善する方法はなく,また再発の不安に対しては,膠原病専門医とかかりつけ眼科医が連携を取りながら,患者は両方の医師の診察を定期的に受けることで対処していく他はないとのことだ.

失った健康や機能を取り戻すことは至難の業であり,医師は魔法使いでもなんでもない.医療ってそういうものなんだと実感した数日だった.

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心と体」カテゴリの記事

コメント

「医師は魔法使いでもなんでもない.」
そうなんですね。
「現代医学で判っていない病気は山ほどあるし、ほとんどの場合は直せないんだよ」
息子が、医学部2年のころだったか、子供たちが難病で長期入院している施設を体験した頃、ボソッとそういっていたこと、思い出しました。
「そ、そんなこと、そんな言い方しないでよ」と、思ったのだけれど、間近で知れば知るほど、現実が、見えたのでしょうか。
ととさん「見えにくい」って、不便でしょうね。与えられたこの身体、一生ものだから、大切にいたわってやるよりほかありませんね。
原因がわからないのは、歯がゆいでしょうけれど、安易に病名をつけられるより、誠実なお医者さんだったのでしょうね。

投稿: 街中の案山子 | 2006.09.08 10:45

膠原病やリウマチなどは,免疫に関する病気だと言われていますね。でも,実際の所,街中の案山子さんが言われるように,進んでいるつもりの医学も,意外と細かなメカニズムなどは分かっていないのです。実は,一番つらいのは,分かったつもりで処置しないといけない真面目な医師なのかも知れません。
Let it be. 「なるようになるさ」の心境が一番いいのかも知れません。近頃,病気についてはそう思うようにしています。
ととさんへ何の慰めにもなりませんでしたね!ゴメンナサイ!(冷や汗)

投稿: Bach | 2006.09.08 19:41

素人判断なので、コメントに書くのもおこがましいのですが。。。

なんとなく、ぶどう膜炎じゃないかなあと思い、その中でも原田病も症状に近いのかなあとおもいました(あくまでブログの症状から推察しただけの素人判断です)。

下記の日本眼科医会のHPも参考に見てください。

http://www.gankaikai.or.jp/health/21/index.html

とはいえ、上のお二方のおっしゃるとおり、世の中には原因不明の病気や、疾患名がつかない病気も多いのも実際ですよね。

私のアドレス(アドレスは以前から送っているものと同じなので、こちらをみれば、私が誰だか判ると思います)にメールくだされば、もう少し詳しい話ができるかもしれません。よろしければメールくださいませ(お役に立てないかもしれないので、期待はしないでください)。

投稿: 今回は匿名 | 2006.09.09 00:51

>街中の案山子さん

息子さんはお医者さんなんですか~!
案山子さんの息子さんなら,患者さんときちんと向き合うことのできる素敵なお医者さんでしょうね.

>安易に病名をつけられるより、誠実なお医者さんだったのでしょうね

そうですね.
わからないのに知ったかぶりをすることのほうが,よほど危険ですものね.

病気と向き合うのは医師ではなく自分ですから,とにかく自分自身の治癒力を信じて,摂生した生活をしなきゃいけないなって思っています.

病気の話はきっと今後も続きます.どうぞよろしくお願いします.

投稿: とと(>街中の案山子さん) | 2006.09.09 20:33

>Bachさん

>ととさんへ何の慰めにもなりませんでしたね!

いいえ~.
Bachさんのコメントに,充分勇気付けられています.

泣いても一日,笑っても一日,それなら笑って過したいと私も思っています.

今回のことは,「もっと摂生した正しい生き方をせよ」という運命の神様のお叱りだったのかもしれません.夜になったら寝て,日が高くなったら起きて,体を動かし,腹八分目に食べて,そういう清々しい生き方をしなくっちゃいけないですね.

投稿: とと(>Bachさん) | 2006.09.09 20:45

>今回は匿名さん

コメントありがとうございました.
さっきメール送りましたよ~.(*^o^*)

投稿: とと(>今回は匿名さん) | 2006.09.09 20:48

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