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2006.08.25

なんで結婚するんだろう?

『35歳まで結婚しないと言う男』というエントリーを書きながら、そもそもなんで結婚するんだろうと思っていた私だ。

男が結婚に期待していることはなんだろう?

例えば・・・・
①家事労働からの解放
②自分の親の介護人の確保
③先祖の墓守
④子孫を残す

もちろん結婚へいたる理由は、これとは全然違う。まずは、相手を好きになり一緒にいたいと思うことが結婚に向かう動機であることは間違いない

上記にあげた理由は、結婚の結果として付属しているもので、しかもそれは一般的であるために結婚に伴うメリットと考えられやすい。だから男が結婚を考えるときに、そのメリットは結婚のインセンティブとして働く要素があるだろう。

けれど今は、そうとも限らないのが現実

例えば、妻が仕事を持って働いていたら家事労働から完全に解放されることはなく、しかもそのことで不満を言おうもんなら、働く妻に反撃を食らうことは必至だ。それは介護や育児に関しても同じことで、男が持っていた結婚への期待が必ずしも実現するとは限らない。

昔はインセンティブとして働いていた要素が、今は、そうではないということだ

それなら他人と暮らす煩わしさより、一人で暮らす気楽さを選んでしまうのもわからなくもない。自分が稼いだお金を妻や子どもに使われることなくひとり占めできるし、一人なら家事労働など僅かなものだ。

今は、外食産業も充実しており食べることにも困りはしない。結婚していても妻がフルタイムで働いていて食卓にスーパーのお惣菜が並ぶ状況を思えば、結婚していようがいまいが、その差はほとんどないのだ。

うちのオットだって,私が専業主婦のときはもっと手の込んだ上手い料理を食べていた.(意外に料理好きなのよ,私って)ところが今は,ヨシケイメニュー.料理研究家の息子であるオットには,おそらく納得できまい.だから,駅の近くのスーパーで毎日お刺身を買って帰るのが彼の日課になっている.

ごめんね.ほんとに・・・(/_;)

けれどそのことを正面切って私に言うことはできない.私が楽しそうに働いているのを知っているし,世の中の流れに反することも知っている.きっとオットは,「もっと旨いもの食わせてくれ」と言いたいに違いないのだが・・・.

あぁそうだ.働く妻もしんどいが,働く妻を持つ夫もしんどいのだ

その姿が垣間見えるとき,男を結婚に向かわせるインセンティブは働かない

未解決なのは,自分の子孫を残すという欲求.でもそれも,子孫を残すよりただ気持ち良くなりたいだけなら,風俗産業で事足りてしまうのだが.

以前書いたエントリー『結婚へ到達するのは難しい?』では,女が結婚に向かわない原因について触れた.

あのときも80%の好きで妥協できなくなった女心を思いながら書いたのだけど,男だっておんなじことなんだろう.

結婚へ向かわせるインセンティブが徐々に働きにくくなっている現状では,80%の好きくらいじゃ結婚には踏み切れなくて,やっぱり100%の好きを求めるんじゃないかと思うわけだ.

今は,打算で結婚しづらい状況なんだね.

      

そういえば昔は男に結婚を勧めるとき「そろそろ身を固めたらどうだ?」なんていう台詞があったり,所帯を持ってこそ一人前の男とみる風潮もあったりしたけど,今は首相だって独身ですからね.独身男を取り巻く社会環境も確実に変化している.

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コメント

>うちのオットだって,私が専業主婦のときはもっと手の込んだ上手い料理を食べていた.(意外に料理好きなのよ,私って)ところが今は,ヨシケイメニュー.

...同じです。

さて、以前TVで少子化についてをやっていたのをみたのですが、そこでは「男が求めるのはセ○クスつきの家政婦」と言ってました。

私の周りは前記事の35歳以上で結婚する人が多いのですが、純朴な青年か、そうでなければ、ととさんの上げた条件だけを満たせばいい、結婚するまではキレイめな遊び相手と付き合って。。。という、やからの多いこと。親同居が条件で、親が気にいりゃ、それで良いというヤツもいますから。歳をとると収入もあがってくるわけで、金にモノをいわせて、親と同居してくれるウブな20代女性と結婚なんていうパターンも多いです。

以前の職場でそういう男と付き合っている女の子に、おばさんが忠告したんです。「男は40になっても50になっても子種が持つ。女の賞味期限は高齢出産が可能になったところで、限界はある。だから、そんな男は辞めなさい」と。でも彼女は30超えてしまったので、この先これ以上好きになれる人はいないと言っていました。

思うに、男が条件だけで結婚を求め、女は100%の愛情を求めているから、結婚できないのかな?なんておもうのですが、どうでしょう??

うちの場合は、私も夫もただのタイミング、結婚したいなあって漠然とおもっていたときに、たまたま出会った相手。ただ、その漠然のきっかけはやはりどこかに、おばさんの忠告のように「女だから子供を授かれる期間に結婚した方がいいだろうな」という考えはあったような気がします。離婚も多いし、DINKSも多いし、今は結婚や子供を持つことに、魅力を感じないのかもしれませんね。もっと魅力のあることって仕事を含め多いですから。

投稿: ちゃい | 2006.08.25 23:38

おいしいものを食べたいなら、自分で作ればいいんであって、ととさんが罪悪感を持つことないと思いますよ。
ま、これは鬼嫁の発想ですか(笑)。ととさんの場合はきっと夫さんにおいしいものを食べさせてあげたいという気持ちから来る罪悪感なんですよね。

それはさておき、親としては、これからは子どもが結婚しない(できない)ことを前提に

男の子は自分のことは自分でできる男に育てる

女の子は一人でも生きていける経済力を身につけられるよう教育を受けさせる

ことが必要なのでしょうね。

そして親自身は自分の老後は自分で何とかする経済力と覚悟が求められると…子どもをアテにするつもりなんかはじめから毛頭ありませんでしたけど、こうして書いてみるとなんだかそれぞれが「1人で生きる」ことを奨励しているようでなんだかさびしいなあ。人は頼りあうことも、ときには必要だと思うんですけどね。

投稿: たいち | 2006.09.02 23:23

>ちゃいさん

お返事遅くなり,すみません.

35歳以上の男性が,うぶな若い女性を打算で射止めて結婚するというのは,かなり理想的な結婚なのじゃないかと思います.
男性は女性に家事・育児を求め,女性は男性の経済力を求めているわけですから,両者の狙いはまさに合致していますね.この場合,傍から見ると女性は100%の愛情を注いでいて男性は単なる打算に見えるでしょうが,女性本人がその男性のことを好きならばそれで良いのだと思います.

現在は少子化が進んでいますから,35歳の男性の数は,20代の若い女性の数より少ないでしょうし,20代女性の中でも,男性に経済力を求めるより,将来共に働きながら支えあう家庭を望む女性も増えているでしょうから,35歳で若い女性を射止めることのできる男性の条件はよりシビアになっているでしょうね.
そういう男性も結婚できずに売れ残っているかもしれません.(売れ残りは失礼かしら?)

結婚は誰だってタイミングだと思います.
うちもまさにはずみです.(^。^;)

ただ結婚のタイミングを掴むには,マインドが『結婚したい』モードになっていないとダメでしょうね.
このマインドを盛り上げていくことができれば,未婚者は減るんだろうけど・・・.難しいですね.

投稿: とと | 2006.09.06 17:51

>たいちさん

>こうして書いてみるとなんだかそれぞれが「1人で生きる」ことを奨励しているようでなんだかさびしいなあ。

そうですね.
今の流れを突き詰めていくと,そういうことになるのだと思います.
ならば一生独身でいるということは,他人と暮らすストレスを排除するという点で非常に合理的です.

でもなんか違う.
その気持ちも全く同感です.だとしたら今の流れは間違っているのかもしれない.そんな風に思うこともあるこの頃です.

投稿: とと | 2006.09.06 17:57

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受信: 2006.09.02 13:03

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