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2006.08.01

半身浴読書~55~

026795740000 『殺人の門』 / 東野圭吾,読了.

田島と倉持という二人の男の関係が話の中心だ.いつも倉持にいいように利用される田島が,殺人をいう門をくぐる動機を探す話でもある.

でも読んでいて一番感じるのは,

『コイツ,馬鹿だろ?』

ってことだ.

倉持に何回も何回も騙されて災いを押し付けられて,それでも田島は,その度に倉持に騙されちゃう.その田島のバカさ加減に読みながら呆れてしまうのだ.

そんなストーリーだから大事件があるわけでもなく,ひたすらに田島に呆れるわけなのだが,やっぱそこは職業作家.筆力があるせいか,どんどん読めてしまう.いや,正確には早く次が読みたくてしょうがないのだ.

最後の最後に,倉持がなぜそこまで田島にこだわったかという理由らしきものが明らかになる.その気持ちは誰でもが持っているものだけど,その気持ちに囚われているうちは決して自分の幸福は訪れない.

他人が金持ちか自分より幸せかなど,本来どうでもいいことだ

問題は自分だ.人との比較でしか幸せがわからない人は,いつまでたっても幸せにはなれない.

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コメント

お邪魔虫です・・。

ギックリ腰で大変だったようですね。
腰は大事です。


>『コイツ,馬鹿だろ?』
全くもって、ごもっとも。
それでも、倉持一人だけならまだしも、
周囲の人間全てが、田島の不幸に対して何らかの関係を持っていたなんて、
そこまで読めませんでしたわ・・。
ラスト、そのまま冤罪になるかと思いました。(あ、ネタバレ)
そうなってたら、本当に救われませんね、彼は。笑

投稿: サナダ | 2006.08.04 23:51

>サナダさん

ラストに向かっていくなかで,わたしも今度こそ倉持の尻拭いを田島がするんだろうって思ってましたよ.でも彼は馬鹿ですから,嘘をつく人間には見えないんだろうなぁ.そういう意味では,馬鹿であることが彼を救ったのかも?

決して派手でない,明るくもない話だけど,面白かったですね.

投稿: とと | 2006.08.05 12:40

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