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2006.07.25

女は寝ていられない

ぎっくり腰を患い(参照エントリー『お知らせ』),その後接骨院に通って動作可能になった(参照エントリー『「ご心配ありがとうございました」&私の老化のこと』)ととです,こんばんは.

ぎっくり腰をカミングアウトして以来,ここでもリアルでも,優しい言葉をかけていただき嬉しかった私です.(T-T)

なかでも「安静にしてね」「ゆっくり休んでね」との声は圧倒的で,私としては常に寝ていたい気分満々でした.

しかし,です

女は寝ていられないのです.私の代わりに家事を取り仕切る人はいないのです.

だから気持ちは安静にしている気分でも,実際はいつもと変わらない・・・せいぜいPCを止めていた程度.加えて接骨院に行ったことが,いつもと違う生活パターンでした.

オットがぎっくり腰をしたときは,彼は仕事だけをなんとか頑張り,家ではまるで丸太棒.私もオットが丸太棒でいられるよう,細心の注意を払いました.そのことを思うと,なんかちょっと複雑な気分.(-""-;)

もし自分が仕事をしていなかったどうなんだろうと考えずにはいられませんでした.

もし家にいたなら,私はきっと夕飯だけに全力を注ぎ,オットが仕事に出かけた途端,絶対安静状態でゴロンとなっていたことでしょう.

そしたら今も続くこの腰のズンとした痛みは,とっくに治っていたのかもしれない・・・.

そんなことを思うと,また,疑問が湧いてきます.(参照エントリー『この頃の疑問』

女が『働く』という選択肢を得たことは,本当に幸せなことなのか

おねえを出産後,約7年間専業主婦をしていたのだけど,その間1度か2度,猛烈に家庭も仕事も手に入れている友達が羨ましくなったときがありました.そのときもこの疑問が湧いてきたことを覚えています.

女の模範的生き方は,結婚して子どもを産んでオットやその親に奉仕することだと広く思われていたときには,他の生き方を羨ましがる苦しみはないわけで,そう考えると選択肢が広がったことは,決して幸せになることとはイコールではないんじゃないかと.

もちろんそんなことはないということは,強制された生き方をしている自分を想像すればすぐに気が付くわけだけど,何か大きな流れ(力?)に巻き込まれて身を任せている状態はちょっと魅力的だ.

そうすれば,自分の意志ではどうにもならないことに対して不満をぶつけていればいいんだから.

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コメント

近頃思うんですけど、「家事は女の仕事」っておもいすぎなんじゃないかって。これって刷り込みではと。生活する上で家事はつき物。1人暮らしだったら男性だって家事はするんですよね。もちろん、その程度は人様々ですけど。結局は、自分が満足いく生活状態を保つために家事をしているんじゃないかって。もし、自分がいなくなって、子どもと夫だけになってもそれなりに生活していくんだと思うんです。で、そこに自分が戻ったとしたら・・・・。とても生活できる常態ではない気がする。つまりは自分が満足できないだけなのではと。もちろん、子どものため夫のために家を保持していく事は大切な事で、自分だけのためにしているわけではないけど、でも、それも自分の満足なんじゃないかなって。
家にいて、家を保持していく事を選択する自由、仕事を続けることを選べる自由。それはやっぱり大切だと思います。自分が何に満足できるか。もし、家事が疎かになることが嫌ならば、仕事はほどほどにすることを選べばいい。
でも、よくわかります。選択肢がありすぎて、選んだ責任が今の私達にはあるんですよね。男性は、選択肢がないから、仕事に文句を言ってもいいけど、私達は選んで仕事をしているのだから文句も言えない。選択肢の無い時代は、何も考える必要もないから、そこだけに突き進めばいい。楽だったよなあと思いますよ。一本の道しかない男は楽だよなあとほんと思いますもの。逃げ道が無いのは大変でもあるんですけどね。

投稿: ぐーたん | 2006.07.26 10:42

上のぐーたんさんの意見に激しく同感です!
ととさんも前からぶち当たっている疑問だと思いますが、なぜ女ばかりがこうも悩むことが多いのか。。。ということは、ホント痛感しっぱなしです。
これは選択肢の多さ故で、選択する=責任を持つってことが、自分を苦しめているのかもしれません。女は仕事のみならず、出産、育児、責任を持たなくてはいけないことがあまりにも多すぎ。
ぐーたんさんのおっしゃるとおり、逃げ道がない、一本道のオトコも辛いのかもしれませんがね。
ちなみに、まだ夜泣きが続いているので、これから寝ます。母は倒れたら大変だと、相談した保健師さんからいわれ、母のやりたいように手抜きしようが、勝手にしたほうがいいんだと教わりましたので。。。今までは相することに少なからず罪悪感があったのですが、背中を押されてほっとしました。母は一家の大黒柱?

投稿: ちゃい | 2006.07.26 12:57

>ぐーたんさん

的確な表現で私の言葉足らずを補っていただきありがとうございます.
(*- -)(*_ _)ペコリ

私も常々,今の女の生き苦しさは女の思い込みが大きな原因だと思っています.
以前書いた『パワハラについて考えた』のあと,『パワハラを生むのは何か』というエントリーを書いては消し書いては消しを繰り返している私なのですが,表現したいのはつまり,そのこと=ぐーたんさんの書かれていることなんです.

まぁ,そもそもそんなことを考えるのも女性しかいないだろうという今の現実を直視すると,先は長そう・・・(-_-;)

一方では憲法24条を変えて,男女の平等の前に家族単位の考え方(まるで戦前の家父長制度みたいな)を入れようとする動きもあり,女を社会の中でどう位置づけるのかコンセンサスを得るのは大変なことなのかもしれません.


>ちゃいさん

夜泣きのお付合い,お疲れ様です.
あれはほんとにつらいよね.若いうちでなきゃ付き合えませんわ.

>逃げ道がない、一本道のオトコも辛いのかもしれませんがね。

一本道の辛さに気づいている男性って,意外に少ないんだと思います.男性達にも選択可能な社会になればいいのかもしれないなぁと感じていますが,一方では相変わらず『頼れる男がいい』とかいう女もいますのでねぇ.(^。^;)

昔から女の子は早く大人になると言いますが,結婚しろ出産にしろ,その後どう生きるかを真剣に考える場面が男性より早く来るような気がします.男性の場合は,結婚や子どもの誕生で責任は増すのですが,どう生きるかを考える場面は定年が来る日まで訪れないのかもしれません.そのときにあたふたしてしまうと,世間でよく言う『粗大ごみ化』しちゃうのかなぁと思います.

投稿: とと | 2006.07.26 21:00

記事とコメントを拝見して、そうか、いろいろ悩むのは、選択肢が多いゆえだったのか、と納得してしまいました。確かに、選べるゆえの悩みは大きいかもしれませんねぇ・・
家事は女の仕事ではない、とは言っても、やっぱり母が倒れてしまうと家の空気が留まってしまうように感じるのは事実ですねぇ・・ 私がどうしようもない時には、旦那が頑張ってくれるので助かってはいるんですが、それでも足りない感がしてしまうのは、結局は自分で何とかしたいって気持ちが奥底にあるんじゃないかって思います。義務、とまでは言いませんが。(でも、旦那に文句は言いませんよ。懸命にやってくれてるので)

何はともあれ、腰、お大事に。休めるときにはゆっくりされてくださいね!

投稿: maki | 2006.07.27 02:32

ふむ。確かに選択の余地がないということはある意味楽かもしれませんね。
私は選べる時代に生まれて本当によかったと、つくづく思っているクチですが、子どもが近所の友達とは別々に「私は学童に行かなくちゃいけないし…」と言ったと聞いたとき、もし自分が働いていなかったら、という思いが頭をよぎりました。
親の選択が、子どもの生活も左右するのが現実。まあ働いていようといまいと、そういうことは起こりうるんですがね。

投稿: たいち | 2006.07.27 05:19

多分、「女は家事から逃げられない」の発想の大本には、一家の稼ぎ手は男であり、女の収入はそれをサポートするもの、という概念が根底に潜んでいるからではないでしょうか。ととさんのこれまでの文章の中でも、子育てと家事が大変だと、仕事をしているのはいいことかどうか、と思案する場面が見受けられます。食べていくためにどうしても働いている、という女性も多くいるでしょうが、自分が大黒柱だから何が何でも、という働き方から一歩引いているところがあるのではないでしょうか。この微妙さ加減が、気持ちを弱くし(別の形での家族への思いやりに変るのでしょうが)、家事を自分で担おうとしているのではないでしょうか。
きっと、将来に亙って、家族全員を養える自分の収入があったりすると、対応も違うのではないでしょうか。
私?やっぱり帰りの通勤電車の中で、晩御飯のメニューを考え、着替えると、即晩御飯の支度です。
夫はビールなのですが・・・(笑い)。

投稿: 街中の案山子 | 2006.07.27 17:09

makiさん,たいちさん,街中の案山子さん,コメントありがとうございます.
お返事が遅くなりごめんなさい.書きかけのエントリーを先にあげてからコメントしようとしたのですが,自分の本心がなかなか見えなくて,おまけに筆力もなくそのエントリーをあげるのに時間がかかってしまいました.

>makiさん

確かに元気なお母さんっていいですよね.家の中が明るくなります.うちの母は,容姿も知性も不出来なのですがいつも元気でパワフル.おまけに何事にも一生懸命に取り組む人で,母のおバカな言動はなんだか憎めなかったものです.

それでも母だって体調を崩すことはあったと思うのだけれど,そのとき父はどうしてたんだろう?子どもである自分は,どうしてたんだろう?
よく我慢してたなぁ~と母のことを思うときもありますね.それが稼ぎの少ないパートタイマーの宿命なのかなぁ?


>たいちさん

親の選択が子どもに与える影響は大きいですね.彼らにとってはその選択権もなく,生まれたときから背負うものですから.そこの部分をどう考えるべきかということも,私を混乱させる一つの要因ではあります.


>街中の案山子さん

>一家の稼ぎ手は男であり、女の収入はそれをサポートするもの、という概念が根底に潜んでいるからではないでしょうか。

ありますね.
きっとオットにもあるでしょう.

私の中で一家の大黒柱としての責任を背負う強さがないということが,家事を自分の仕事と位置づけるというご指摘は,誠にその通りです.
私の収入はオットの多分3割程度であるということも自信のない理由の一つであるし,根本にはやはりその責任を背負いたくない気持ちもあるのでしょう.
そう考えると,家事を自分の仕事とすることはある種,私の逃げでもあると言えます.

>自分が大黒柱だから何が何でも、という働き方から一歩引いているところがあるのではないでしょうか

これについてもときどき悩みます.
職場において自分はどの程度の責任を背負うべきなのか,働き方を遠慮しているのではないか,会社という組織の中で,もっとポジションを求めていくべきなのか,と.
現在働いている会社は,子育て中の女性はほとんどおらず,本社では多分私だけです.ならば自分は,この会社でのパイオニアになるべきなんじゃないかとも思ったりします.次に続く人が出てくるようにすることが,もしかしたら私に与えられた任務かな?などと,大それたことも考えたり・・・.

そんなこんなで悩み多き中年女の私を今後ともどうぞよろしく.

投稿: とと | 2006.07.29 15:04

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