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2006.07.18

半身浴読書~52~

026461050000 『ダ・ヴィンチ・コード』 / ダン・ブラウン,読了.

サスペンスとして普通に面白かった

私は宗教にも芸術にも,ましてや象徴学などというものにも全く知識がないため,純粋に読み物として楽しめたわけだが,もし,自分がそういうことに精通していたら『そこはそうじゃないだろう』とか思いながら読むのかな?

そもそもこの本の初めに,『これは事実に基づいて書かれています』みたいなことが書いてあるわけで,そんじゃオプス・デイもあるのかと思ったら・・・あるんですなぁ.(゜~゜)ふぅぅぅん(参考:Opus Dei

私的には,この小説が事実に基づいているかどうかはあまり重要でなく楽しめたことのほうが大事.なので,なかなか良かったという感想です.

考えることもいろいろあって,まず一つは宗教の怖さ.何かを信じて信じて信じぬくことで,相容れないものを排除したり無視したりする宗教の怖さを考えた.

世界中で起きているテロにその信じる力が利用されているのを見ると,私が感じた怖さはあながち間違ってはいないと思う.

もう一つは女性について.この本では旧来のキリスト教が,女性をことさらに貶めるためにマグダラのマリアを娼婦として広めたとしている.女性は男性を誘惑する悪しき存在として,位置づけられている.それはつまり,教会という組織を男性が動かしたかったということだ.

でもこれはキリスト教だけではない.世界中のあちこちで男尊女卑の考えは生まれていると思う.そう考えるとキリスト教の指導者達だけが女性を嫌がったのではなくて,組織が生まれそれを動かしていこうとしたとき,同性だけのほうが都合がよかったということなのかもしれない.

まっ,確かに男女が入れ乱れて存在すりゃ,そこここでいろいろと起きるに違いない.(←いろいろって何?・・・ご想像に任せます.) そのいろいろが組織運営上邪魔になることもあるかもしれないし・・・.

でも私は女ですから,産む性としての女性に対して少しは畏敬の念を持っていただきたいと思うのだけど.

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コメント

「宗教の怖さ」というより、
「集団の怖さ」という事なのかな?
と思うときがあります。

宗教を妄信的に信じている人がいるとして、
その人一人だと何もできない(しない)こと
の方が多い気がします。
集団になり、みんなで何かをするということに
抵抗がなくなったときに「怖さ」がでてくる
のではないかと感じています。
(昔、デビルマンという漫画を読んだせいかもしれませんが。。。)

投稿: さじった | 2006.07.19 00:16

>さじったさん

集団の怖さ・・・この前起きた大学生が殺されて産業廃棄物処理場に埋められた事件,まさに集団の怖さですね.

宗教の場合,多くの人は他人を傷つけたいなんて思っていないのに,妄信するあまりその気持ちを利用されてしまう場合があるような気がします.そして利用する人は,一見信仰に厚い人のように振舞うけれど,実は利用する理由はすごく世俗的なこと(金とか名誉とか特権とか)なんじゃないかな.

この小説の中でも利用されるのは妄信的な信者であり,その信者を親のように慈しんできた神父です.そして彼らを利用するのは,導師と名乗る自分の欲望を追求する極めて世俗的な人.
信じることも大事だけど,赦すこと・受け入れることはもっと大事なんじゃないかと思った私です.

投稿: とと | 2006.07.19 21:42

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受信: 2006.08.19 11:34

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