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2006.03.11

半身浴読書~36~

『本所しぐれ町物語』 / 藤沢周平,読了.

私,この本,何回読んだだろう?ほんと,何回読んでも面白いよ,この本

これは,江戸の下町の人たちの生活が生き生きと書いてある本.舞台は江戸時代なんだけど,出てくることは現代に通じるんだよね.

人の妾に懸想する若旦那とか,遠い昔に失踪した弟が戻ってくる話とか,逃げた嫁さんを黙って迎えてやる職人とか,気持ちの部分は今につながっていると思うんだ

ストーリー展開も好きだ.

私は短編はあんまし好きじゃないんだけど,こんな風にひとつひとつのエピソードが大家の清兵衛を軸につながっていると,自分もしぐれ町の住人になった気分だ.

この前読んだときは,まだ今の仕事をしていなかったのであまり注目しなかったんだけど,今回は,商売の話も興味深かった

昔から小売は,挑戦なんだ.いい職人を引き抜くくらいじゃないと商売は広がらない.営業は足を使って,マメに顔をつないでおくことは大事だし,仕入れ交渉で原価を下げることは基本だよ.

同じ本でも,読むたびに面白くて新しいことも見つけられる本は,なかなかありません.これは,私にとってまさにそんな本.きっとまた,何年か後に読んじゃうんだろうなぁ.

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