« やっぱりあたしは,ひねくれてる! | トップページ | 半身浴読書~15~ »

2005.08.27

家でDVD~2~

B0001X9D68 家で,『華氏911』を見た.・・・今さらですけど・・・・(^-^;

パルムドールを取るほどじゃないよね・・・というのが,感想その1

で,その2は,どうやってこの映画を作ったんだろう?という素朴な疑問.だって,この中には,イラクで人質になり日本中に『自己責任』の嵐を巻き起こした3人の映像も含まれているからねぇ~.出てきた人たち全員の許可を得たのかしら?それとも,そもそも必要ないのかな?ニュース映像も含まれているし,ブッシュ大統領のすぐそばで撮影したフィルムもたくさんあるけど,それらは当然著作権が発生するんじゃないかと思うのだが・・・.

この間うちの店で,ある番組を商品紹介用に流そうと計画したら,テレビ局の人に「番組で使用している音楽はJASRACの許可が必要になると思いますよ~.多分使用料も必要です.」って言われたからね.

その3は,兵士をスカウトに行く地域の荒廃した街並み.かなり衝撃的だ.インタビューに答える男の子が「イラクで爆撃された街を見て,俺らの街かと思ったよ.こことおんなじじゃん」と言うのが,印象に残ったなぁ.結局,アメリカの自由やイラクの自由や,世界の自由を守るのは,荒廃して失業者の多い街でスカウトされた彼らの役目なんだね.

日本の格差社会も現実味を帯びてきている気がするけど,そうなるとこのアメリカの状況を,どのみち追いかけることになるんじゃないか・・・などと思ったりもする.

その4. とにかく金.金・金・金だ.戦争は,ビッグビジネスだからね.ブッシュ大統領のお友達は,さぞかし儲けたんだろうな.

その5. 9・11のあと,アメリカで成立した法律の愛国者法ってさ,日本でいうと共謀罪みたいなものかな?ジムでイラク戦争について語ったおじいさんの家にFBIが訪ねていく話は,かなり気味が悪かった.アメリカから自由を奪ったら,何にも残らないでしょ?

その6.この映画は,すごく愛国精神にあふれていると思った.だって,兵士たちは戦いたくないなんて言ってないし,マイケル・ムーアもそんなこと言ってない.「どうしようもない事態のときにだけ,戦地に行く」って言ってるんだもん.これは,「いざというときには,戦場へ行く」ということでしょ.

この映画は,戦争反対の映画じゃなくて,なんのためにこの戦争をしているのかと,問いかけている映画なんだね.私は,この戦争はアメリカがアメリカのために行った戦争だと思っていたけど,マイケル・ムーアは,ブッシュがブッシュのために始めた戦争だと思っているようでした.

その7. おまけのDVDを見ていたら,開戦前のイラクの人たちがインタビューに答えてた.口々に「戦争はいやだ.ブッシュはなんで戦争をしようとするのだ」と言う.確かにイラクには石油があって,北にはないよね.だからイラクなんだろうという推測はできる.

でもさ,イラクの人は誰一人,「なんで,フセインは戦争を回避するように,国連の言うことを聞かないんだ」とは言わない.戦争になるのは,全部,ブッシュのせいにしてる

もちろんこれは表面上のことで,本心じゃないのでしょう.本心を語ることはできないのでしょうね.そう考えると,もし自分がどちらかの国に住めと言われたら,アメリカを選ぶだろうなぁ.

感想その1で,パルムドールを取るほどでもないって書いたけど,でもやっぱりこういう映画って日本ではなかなか撮れない映画のような気がします.その映画に賞を与えて,多くの人に見てもらうきっかけにしたことは,「タランティーノ,やるじゃん」って感じ.

さて,現実のイラク.これからどんな風になっていくんだろう.お願いだから,日本の兵隊さんがイラクの人を殺したりしないうちに戻ってきて欲しいなぁ・・・と,思います.

|

« やっぱりあたしは,ひねくれてる! | トップページ | 半身浴読書~15~ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

ぼくは、テレビで見ました。世界中でものすごく話題になっていたのに、あんまり面白いと思わなかったです。世界中の大問題なのに、アメリカの事しか見てないような気がしました。ムーアはきわめてアメリカの問題として製作したのでしょうね。それにくらべて、前作の「ボウリング・フォー・コロンバイン」のほうが、面白かったです。こちらの方が完璧にアメリカの国内問題なのに、「アメリカ人ってこんな奴ばっかりなのかなあ」と思いながら見ていました。ただ、ひねくれているぼくは、全てシナリオだったらすごいなあとも思っていましたね。

投稿: covaemon | 2005.08.29 00:40

>covaemonさん

>ひねくれているぼくは、全てシナリオだったらすごいなあとも思っていましたね
↑あれ?ここにも、ひねくれ者発見!(*^_^*)
でも全部シナリオだなんて思うcovaemonさんには、負けるかも?(笑)
ただ編集は自分の考えに沿ってやっているわけで、あたしも見るときはドキュメントではなくてエンターテイメントとして見たつもりです。もちろんその中にも、「ふ~ん、そうなんだ」と思うところはありましたが。

>世界中の大問題なのに、アメリカの事しか見てないような気がしました
↑そうですね。だからあたしも、すごく愛国的な映画だと感じました。

でも、こんな風に自分の思想や考えを明らかにして映画を作る人って、日本では思い浮かばない。芸能人も、あちらでは俳優やミュージシャンが政治的発言をどんどんするけど、日本だとちはるくらいかな?ぷぷ。(^^)
日本ではそういうタレントは、使いにくくて、受け入れられにくいのかもしれないですね。

投稿: とと | 2005.08.29 17:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 家でDVD~2~:

« やっぱりあたしは,ひねくれてる! | トップページ | 半身浴読書~15~ »